「メイクはその日のうちに落とす」というのは周知の事実。でも、どのタイミングで落とせば良いのか、どんなクレンジングを使えばいいのかは、知らない人も多いはず。
そこで今回は、ウォブ クリニック 中目黒の髙瀬聡子先生に、正しいメイクの落とし方や肌タイプに合わせたクレンジングアイテムの選び方を聞いてみました!
メイクを落とすべき理由とは?
「肌が1日外気に触れていると、ちりやほこり、大気汚染物質やアレルゲンなどが付着します」と髙瀬医師。
「付着したままにすると肌は炎症を起こし、様々なトラブルを引き起こしてしまうのです。肌をリセットするのは、寝ている間の夜の時間。そのためには寝る前に肌を清潔な状態にし、汚れがついていないことが重要になります」
“メイク=汚れ”だと思って、就寝前には必ずオフすることを心がけて!
メイクを落とすタイミング
髙瀬医師によると、手洗いと同じように外で付着した大気汚染物質やウイルスなどの汚れを洗い流す目的として、帰宅後すぐにメイクを落とすのがベストなんだとか。
「お風呂に入るのが遅い人は、まずはメイクを落とし、簡単なスキンケアを済ませておき、お風呂に入った後(寝る前に)再度スキンケアをするとよいでしょう」
けれど時には、疲れてメイクを落とさず寝てしまった…なんてことも。こんなときはどうすべきなのでしょうか?
「いつもよりしっかりめにメイクを落とした後、長時間の炎症をリセットするための鎮静効果のあるローションマスクなどを使うのもおすすめです」
うっかり寝てしまった場合は、翌日のオフ&スキンケアが重要!
メイク落としの選び方
メイク落としも様々なアイテムがあり、どれを使うべきか悩むことも。髙瀬医師によると、肌タイプによってクレンジングの選び方は異なるそう。
肌タイプ別!おすすめのクレンジングタイプ
- 普通肌…ゲル、ミルク、クリーム、オイルなど基本的にはどれでもOK。
- 脂性肌…オイルは避けるのが◎。
- 乾燥肌…ローションタイプ、拭き取りタイプは避け、オイルもできれば避けること。
アイテム別!クレンジングをする際のポイント
- オイルタイプ…しっかりメイクと馴染ませた後、水と乳化させてから洗い流して。
- クリームタイプ…しっかりメイクと馴染ませた後、コットンなどで拭き取って残ったメイク汚れを洗い流すようにするのがポイント。
- バームタイプ…硬いテクスチャーのものは肌負担が大きいので、手で温めて滑らかにしてから使用しましょう。
「メイクが濃かったり、ファンデーションがリキッドタイプの人は、ウォータークレンジングは避けるようにしてください。擦ることでかえって肌への負担になります」
正しいメイクの落とし方
アイテム選びが分かったところで、次は正しいメイクの落とし方を髙瀬医師がレクチャー!
- まずはアイメイクやティントなどのリップを、専用のクレンジングで拭き取る。
- クレンジング料をメイクとよく馴染ませる。
- 余分なクレンジング剤はテイッシュオフする。
- 水もしくはぬるま湯を手に取り乳化させる。乳白色になるのが目安。
- 水もしくは35〜36℃ぐらいのぬるま湯で洗い流す。
メイクを落とすときの注意点
髙瀬医師によると、メイクを落とす際は、肌を手やコットンで擦らないように注意するのが大切とのこと。
「クレンジングの量をたっぷり使用し、洗い流す前にしっかりメイクと乳化させるのもポイントです。熱湯は皮脂膜を奪うので、ぬるま湯を使う場合は36℃ぐらいを目安にしてください」
メイク落とし後のスキンケア
クレンジングは、肌にとってのバリア機能である皮脂膜も落とされてしまうんだとか。なので洗顔後10〜15分以内には、スキンケアを行うのが重要!
上記を参考に肌やメイク状態に合わせてアイテムを選び、正しくやさしくメイクを落として、トラブル知らずの美肌をキープしましょう♡
今回お話を伺ったのは…
ウォブクリニック中目黒 総院長
皮膚科医・美容皮膚科医 髙瀬聡子先生
ウォブクリニック中目黒
Tel. 0120-411-281