お家でできるDIY美容ブームが盛り上がりを見せる昨今。中には、糸を使って眉毛を整えたり、産毛を脱毛する「スレッディング」を自分で行う人もいるそう。

スレッディングは自分で安全にできるの? リスクはある? 準備すべきものは? 気になる疑問にお答えすべく、専門家にインタビュー。


【INDEX】


スレッディングって、そもそも何?

「眉毛のスレッディングは、何世紀にもわたって行われてきた脱毛テクニックです」と語るのは、「Wink Brow Bar」の創設者兼CEOであるアンブリーン・シェイク氏。

「スレッディングとは基本的に、ねじった糸を使用して、毛包から毛をやさしく引き抜くことを言います。眉、上唇、顔の側面など、“小さなエリアの脱毛”と私は表現しています」

ワックスやシュガーリングなど、他の一般的な脱毛方法と比較すると、スレッディングの方がはるかに正確なんだそう。

ワックスで脱毛するには短すぎる、あるいは細すぎる毛も取り除くことができます。 スレッディングは皮膚の上に圧力をかけるので、それによって皮膚の下から毛が押し上がり、つかんで取り除きやすくなるのです」

スレッディングは施術中に少し不快感があるかもしれませんが、実は敏感肌の人にはスレッディングの方が安全なのだとか。ワックスは皮膚の薄い層を剥がすため、赤くなったりヒリヒリ感が残ってしまうのに対し、スレッディングは純粋に毛を取り除くだけだからです。

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スレッディングで眉毛を脱毛するには?

結論から言うと、スレッディングには多くのスキルと忍耐、そして練習が必要なため、専門家に施術してもらうのが可能であれば、シェイク氏はその方法を勧めています。

「スレッディングをするには、手で糸を動かす技術を熟知する必要がありますが、それはすぐにできることではありません。練習が必要です。間違ったテクニックを適用すると、眉の形に深刻な弊害をもたらす可能性があります。髪の毛とは異なり、眉毛を抜き過ぎると、全体の形が変わってしまうことがあるのです」

セルフスレッディングの経験を積まずに実践すると、切り傷やかさぶたができてしまうリスクも。

「それでも自分でスレッディングする方法を学びたい!」という人は、眉毛の上の部分など形を整える必要のない、簡単なエリアから始めることをシェイク氏はおすすめ。

自分でスレッディングをする場合は、綿の糸と、毛を取り去れなかった部分を綺麗にするのに役立つシェイピングツール(眉ブラシ、ピンセット、眉ハサミなど)も揃えておきましょう。

また、始める前にYouTubeなどのチュートリアル動画を少なくとも2回、最後まで見ること。実際にスレッディングをする前に、まずはメソッドをマスターすることが重要です。おすすめの動画がこちら。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Threading At Home - Updated 2020 || Ami Desai
Threading At Home - Updated 2020 || Ami Desai thumnail
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ピンセットとスレッディング、どちらの方が良い?

セルフスレッディングに不安がある人は、いくつかの基本的なルールに沿ったうえで、ピンセットで毛を抜く方が安全だとシェイク氏は言います。

「眉から離れた部分に生えている毛を、ピンセットで抜くようにしてください。形を整える必要はありません。眉のラインから外れた、あるいはおかしなところに生えている毛を処理するだけでOKです」

また、ハサミを使って少しトリミングする方法もあります。ただし一般的には、プロによる施術の予約が取れない場合、メイクアイテムの方に目を向けることをシェイク氏はお勧めしています。

余分な毛は、コンシーラーや眉用のプロダクトで隠すことをおすすめします眉の形を損なうことなく、すっきりと綺麗に見せることができるからです」

アイテムの例としては、シェイク氏が手掛けるWink Brow Perfecting Quadや、「NARS」のRadiant Creamy Concealerなどを参考にしてみてください。

まとめ

眉毛を自分で綺麗にできれば最高ですが、シェイク氏のアドバイスを参考にするなら、スレッディングはプロに予約をした方が良さそう。家ではピンセットなどを使って、メンテナンスを行いましょう。

どうしてもチャレンジしたいという人は、まずは眉毛の上の部分など、リスクの少ないエリアでスレッディングの練習をしてみると良いかもしれません。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: TOMOKO NOURRY
COSMOPOLITAN US