憧れの世界へ飛び込むキッカケは、実は身近に落ちているのかもしれない。過去には、マグショット(逮捕写真)がキッカケでデビューしたモデルが話題を呼んだこともあったけれど、今注目を浴びているのは、元"シャイで冴えなかった"男性。いまやデヴィッド・ベッカムのブランドの顔ともなっている彼を変えたのは…ヒゲ!?

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男性の名は、グウィリム・ピューGwilym Pugh)。ウェールズ出身の33歳である彼の経歴は、少し変わっている。学生の頃はバスケットボールの「アンダー16」チームに所属し、21歳で保険会社を立ち上げ、在宅でセールスマンをしていたのだそう。

「大学で自分が何をしたいのかも決まっていなかったから、進学を後回しにしたんです。それで、ブリティッシュ・ガスという会社で働いて、2006年の21歳だった時に保険会社を立ち上げました」

仕事は順調だったものの、私生活には満足していなかったという。

「当時は112時間働いていたし、膝を怪我していたから、一切トレーニングはできなかったんです。会社は順調だったけれど、まずは健康になって、自分自身の人生を立て直さなければと思いました」

「ちょうどその頃、友人とバンドを組んだんです。フォークカントリーのね。そしたら、僕が通っていた床屋さんに、ヒゲを生やすよう勧められたんです。『フォークバンドでギターを弾くのなら、絶対にヒゲが必要だ!』って」

さらに、デスクワークをやめ、食事にも気を遣うようになったグウィリム。毎日15000歩を目指して歩き続けた結果、4~5年をかけて42kgのダイエットに成功。そこで彼は、伸ばし続けたヒゲを引っさげ、バンドの宣伝も兼ねてInstagramのアカウントをオープン。すると、すぐに「Nathan Palmer」というスーツブランドにモデルとして起用されることになり、シャイだった自分が変わっていくのを感じるように。

現在は、ロンドンの大手エージェンシー「AMCK Models」や、ドイツやイタリアの有名エージェンシーとも契約し、モデルとして大成功をおさめるまでになったグウィリム。

これまでにも「Vans」や「Diesel」などのファションブランドだけでなく、ビールメーカーや音楽雑誌などでも起用されてきた彼だけれど、最近改めて注目を浴びるキッカケとなったのは、デヴィッド・ベッカムが立ち上げた男性向けのグルーミングブランド「House 99」のモデルの1人として選ばれたから!

そんなグウィリムは、モデルとして成功した今も傲慢になることなく、謙虚な姿勢を貫いている様子。

「長年ファイナンスの世界にいたから、こうしてクリエイティブな人たちと仕事をして、世界中を旅できることは幸せです。この世界に長くいると、これが普通だと思ってしまうこともあると思います。だから私は、若すぎない年齢でこの業界に入れたことを、ラッキーだと感じています。僕自身、この世界に染まりすぎないようにしているし、そんなバランスを保てているのも、今の彼女のおかげです」

さらに、現在このように世界中から注目を浴びていることには驚きを隠せない様子。

「今日、目が覚めたら世界中で僕の人生が話題になっていることを知ったよ。心優しいコメントをくれている人、そしてサポートしてくれている人へ、心から感謝しています。特にネットでは、人を簡単に批判出来るけれど、もう2018年なんだし、お互いを励まし合いましょう! まだ気付いていなくても、可能性は無限大なんです」

まさに内も外もイケメンのグウィリム。これからの活躍から目が離せない!

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