現在も世界各地で順番に開催されているファッションウィーク。年に2回、各ブランドたちが次期シーズンの新作やトレンドを発表する重要な場で、カーリー・クロスやジジ・ハディッドなど、多くのイットモデルやスーパーモデルがランウェイに参加中。モデルたちにとっても一大イベントというワケ。そんな中、レミントン・ウィリアムズという、とある新進気鋭のモデルに注目が集まっているのをご存知? 彼女を有名にしたのは、その経歴のユニークさ。

レミントンはニューヨークファッションウィーク(NYFW)が開催される、つい2週間前までグラフィックデザインを学ぶ学生で、テキサスにある「チポトレ」というチェーンレストランで働いていたそう。そんな"ごく普通"なレミントンのInstagramには多くのアート作品が投稿されている。

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そんな彼女が、いつもと変わりなく「チポトレ」で皿洗いをしていた時、たまたまニューヨークの大手モデルエージェンシー「DNA」のスカウトマンがレミントンを発見。「そこの君、こっちに来て」とシンプルに声をかけられて、スカウトされることになったんだとか。

その後、彼女はニューヨークに飛行機で移動し「DNA」と契約。その足で、ニューヨークファッションウィーク中の<カルバン・クライン>のキャスティングへ。さらに、<カルバン・クライン>のチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるラフ・シモンズに呼ばれ、直々にウォーキングを教わったそう。「他にもモデルは大勢いたのに、わざわざ私がショーに出られるようにウォーキングを指導してくれたの」と感極まったレミントン。

レミントン・ウィリアムズ
Getty Images

初めてモデルとして起用された<カルバン・クライン>のショーを歩くレミントン。

NYFWでは<カルバン・クライン>のショーの後に<マーク・ジェイコブス>のショーへも参加。その後ロンドンファッションウィークでも<クリストファー・カネ>のショーに出演し、その時には衣装チェンジもあったとか。

ものすごいスピードでイットモデルの仲間入りをしようとしている彼女の現在はというと、ミラノとパリで開催されるファッションウィークに出演するため、スーパーの買い物にも高いヒールを履き、モデルウォークを特訓中なのだとか。

「モデルはこんなに高いヒールで歩いていることをちゃんと評価されてないわ。あんなにも簡単そうに歩いてるのに!」

今シーズン残りのファッションショーでどれだけ爪痕を残せるのか、今後の活躍に注目を!