子供の頃から馬が大好きだというイギリスのエリザベス女王。91歳になった今でも乗馬を楽しむ元気な姿を見せている。馬を愛する王室メンバーは他にも多数。エリザベス女王の長女でチャールズ皇太子の妹アン王女をはじめ、アン王女の長女ザラ・フィリップスも乗馬の五輪選手として本格的に馬術に打ち込んでいる。それにウィリアム王子とハリー王子もたびたびポロの大会に出場するなど、王室と馬は切ってもきれない関係なのは言うまでもない。

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でもロイヤルファミリーのなかには、実は馬が少し苦手だと言うメンバーがいるのをご存知? 2012年に開催された乗馬の大会やザラ・フィリップスが出場したロンドン五輪の馬術競技大会の応援に駆けつけたキャサリン妃。スティーブン・スピルバーグ監督作品『戦火の馬』の試写会に訪れ、映画に感動し涙したという彼女だけど、実は馬アレルギーなのではとの噂が以前から浮上している。

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王室伝記作家で『Kate: A Biography』の著者であるマルシア・ムーディは、アレルギー以外にも「ウィリアム王子とハリー王子も幼い頃から乗馬に親しんでいたけれど、近頃は馬に乗る回数が激減。ポロの大会以外はほとんど乗っていないため、キャサリンも馬に乗る機会が少ないのでは?」と指摘。

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それでもキャサリン妃は王子や子供たちのためにアレルギーを克服しようと、継続的に乗馬の練習をしているという。パラリンピック馬術競技のイギリス代表リー・ピアソン選手は2012年、『デイリー・テレグラフ』紙のインタビューに対し、キャサリン妃とご対面した際のエピソードを次のように語った。「キャサリン妃は最近、乗馬の練習を始めたことを教えてくれました。それと実は僕も同じく馬アレルギー。その対処法として抗ヒスタミン剤を飲んでいることをお伝えしました」

それから4年後、"趣味"と呼べるほど乗馬が上達したキャサリン妃。2016年10月18日(現地時間)、バッキンガム宮殿で開催されたオリンピックとパラリンピック選手の慰労祝賀会に出席した際、シャーロット王女がエリザベス女王と一緒に馬に乗っていることを明かした。

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パラリンピック馬術で金メダルを獲得したナターシャ・ベーカー選手は「シャーロット王女が馬に夢中であることを教えてくれました。それを受けて私も、『20年後の金メダルが狙えそうですね』とお話ししました。ご自身がアレルギーでもシャーロット王女に興味をもたせ、それをサポートする姿勢は素晴らしい」と英『ホース&ハウンド』誌のインタビューでキャサリン妃を絶賛していた。

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王室伝記作家のマルシアは、「ジョージ王子が乗馬のレッスンを始めたと聞いている。ウィリアム王子とハリー王子が初めて所有した馬、セットランドポニーのスモーキーとトリガーに乗りはじめたのもちょうど同じくらいの年齢。シャーロット王女も遅かれ早かれジョージ王子から影響を受けるでしょう」とコメント。

華麗に馬を乗りこなすジョージ王子とシャーロット王女の姿に、乞うご期待!

※この翻訳は、抄訳です。

From: Harper's Bazaar

translation. Reiko Kuwabara