映画『ナイト ミュージアム』や『ズーランダー』、『LIFE!/ライフ 』などで知られるコメディ俳優のベン・スティラーが、2年前に前立腺癌を患っていたことを告白した。

48歳だった当時、PSA検査という前立腺癌を調べるための血液検査を受けたベン。必ずしも正しい結果が出るものではないとして、同検査を勧めない医師も中にはいるが、ベンはこの検査によって救われたと話した。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

2年前に癌になったことを話そうと思って。ある検査が僕の命を救ってくれたんだ」

さらに、Twitterでシェアしたエッセイでは、癌が発覚してから完治するまでの間のことをこう話している。

「クレイジーなジェットコースターに乗っているような気分だったよ。アメリカに住む180,000人の男性も共感してくれるはず」

実際に癌を患っていることを診断された時、自分は死んでしまうのではないかと不安になり、前立腺癌を克服している人物がいるかどうかを検索したんだとか。

「世界の終わりではないという証拠が欲しかったんだ」

政治家のジョン・ケリーや俳優のロバート・デ・ニーロも前立腺癌を患っていたことを知ってホッとしながらも、亡くなった人も検索してしまったそうで…。

「病気のことを勉強して色々と知識を得たよ。それと癌だと宣告された直後に、癌が原因で亡くなってしまった人を検索するのは良くないということも学んだんだ

内科医に勧められた検査を受けて、人生がこう変わったとも。

「僕は幸運なことに早期発見だったから、まだ治療が可能だったんだ。それに何よりも、受けなくても良いと侮っていた検査を、念のためにと内科医に勧められたことも幸運だったね」

PSA検査が私の命を救ってくれたんだ。それが伝えたくてこれを書いている。この検査には賛否両論あるようだけど、私は医学的観点から言っているのではなく、ただ一個人としての経験を伝えているだけ。今健康でいられるのは、思慮深い医師が、『検査するべき年齢に近づいたから受けないか』と勧めてくれたから。米国癌協会が勧めている50歳まで待っていたらどうなっていたことか。たった10秒の検査で癌が発見されたんだ

「克服できるはずの病気だけど、死に至ることもある癌。癌はとにかく早く発見することが大切なんだ」

現在50歳のベン。一昨年の6月に癌と診断されてから摘出手術を受け、わずか3カ月後の9月には完治していたとか。ベンの経験談から、こまめな検査と早期発見がいかに大切かを学んだ視聴者は少なくなかったはずだ。