ジメジメとした梅雨がやってくると、「ヘアスタイルがキマらない!」という悩みに直面する人が多いのでは? 髪がグルグルうねったり、ボワッと広がったり…そうすると気分もダウン。そこで、何か家でもできる梅雨対策のヘアケアが知りたい、とプロにインタビュー。代官山にある気鋭のヘアサロン「CHAUSSE-PIED EN LAITON(ショスピエ・アン・レトン)」の代表、安斎 由美さんにお答えいただきました!


なぜ梅雨の時期は髪がうねるの?

「うねりの原因は、髪の主成分であるタンパク質の構造が不均一(=水分量のバランスが不安定)になること。梅雨は一年の中で、最も紫外線が強い時期と重なります。紫外線に加え、暑さ対策のエアコンの風がダメージを与えるので、実は髪が乾燥するんです。ダメージヘアに空気中の水分が入り、水分量のバランスが崩れてうねる。湿度は高いものの、むしろ保湿をしっかりしてケアすることが大切になってきます。くせ毛だと、もともとのタンパク質の不均一さが目立つので、特にうねったり広がったりしやすいです」

家でもできる! 湿度に負けない髪の毛をつくるケア

1.シャンプー&トリートメントを変える

「髪の水分量が一定になるシャンプー&トリートメントで髪の内側からケアしてください。一般に売っている商品の中から、自分で判断して買うのはなかなか難しいもの。いつも通っているサロンに相談するのが一番いいと思います。うちのお店では、11人の髪質に対応して作られているという、ミルボンの「オージュア」シリーズをおすすめしています」

2.アウトバストリートメントを変える

「アウトバストリートメントとは、髪を乾かす前に付けるトリートメントのこと。普段よりしっとりめのものに変えてみてください。乾かした後にも軽くつけ、しっかりと保湿ケアをしてあげることが大切です」

3.ドライヤーを変える

「髪を熱や乾燥から守るマイナスイオンドライヤーがオススメ。ドライ&ブロー後に冷風を当て、キューティクルを締めてあげるのも、広がりを防ぐコツです」


湿気の多い季節なのに、実は髪が乾燥していたなんてびっくり! お肌と同じで、髪も季節にあわせたケアが大切のよう。安斎さんが紹介してくれたのは、普段使っているヘアケア用品をちょっと変えてみる方法。これなら手軽に対策できるのでは? ぜひこの梅雨から実践してみて♡