しばらく髪を洗っていないと感じる、あの不快感。ときには痛みにまで発展するようだけれど、一体なぜ? その理由を皮膚科医が<marie claire>に教えてくれました。

「髪を洗わなかったり、ただ皮脂の分泌量が多かったりするだけでも、頭皮部分の皮脂が蓄積し、毛包内の炎症やかゆみを引き起こすことがあります」と語るのは、エール大学卒の皮膚科医で医学博士のモナ・ゴハラさん。「それだけでもかゆかったり、痛かったりしますが、さらに自分で引っ掻くと、サイトカインという化学物質を分泌させることになり、頭皮の炎症がぐんと悪化します。炎症はさらなる血流を促すので、髪にまで感じるようなズキズキした痛みに発展することもあります」とのこと。

では、昨夜ちゃんと髪は洗ったのに、12時間後に頭皮が痛むのはなぜ? 答えはどうやら、ヘアケア製品にあるよう。毎日のように、洗い流さないタイプのものやクリーム、ドライシャンプー、ヘアスプレーなどで髪や頭皮を覆っていると、化学物質で頭皮をふさぎ、油分や汚れを閉じ込めることになるのだとか。そして、毎回シャンプーですべてを洗い落とさない限り、これらはすべて頭皮の炎症を引き起こしうるとのこと。

幸いなことに、対処法はいたって簡単。髪をこまめに洗い、ヘアケア製品が残らないようにすること。また、頭皮が痛むときは、おだんごヘアなどは避け、洗浄力の高いシャンプーを使って、頭皮を傷めることなく、頭皮の皮脂とヘアケア製品の合成物を優しく洗い落とすことなのだそう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

marie claire