メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)が、2017年春の特別展にて、日本が誇るファッションブランド「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」創始者でデザイナーの川久保玲をフィーチャーした展覧会「レイ カワクボ/コムデギャルソン(Rei Kawakubo/Comme des Garcons)」を開催することを正式発表。
本展は、いわゆる伝統的な回顧展とは異なり、川久保のインタースティシャリティー(すきま性)や、境界の間の空間への強い関心を探究。コスチューム・インスティチュートにおいて、テーマ性のある展覧会は、存命デザイナーとしては1983年の「イヴ・サン・ローラン展」に続き2回目、さらに同館としては史上初のモノグラフ展となる。
会場では、1981年のパリコレデビューから最新のコレクションまで、およそ120着の「コムデ ギャルソン」のウィメンズウェアを、時系列ではなくテーマ別に展示。自己/他人、目的/主体、ファッション/アンチ・ファッション、男性/女性、過去/現在、東洋/西洋といった本質の内と間に存在する、川久保の革命的実験により生まれた作品の数々を紹介する。これら作品の特性を反映するため、マネキンとビジターの距離感を縮めた展示を予定しているという。
展覧会は、2017年5月4日(NY時間)より開催。オープニングを祝して、恒例の「メットガラ」が、2017年5月1日(NY時間)に開催決定。川久保玲が名誉ホスト、ケイティ・ペリー、ファレル・ウィリアムス、アナ・ウィンターが共同ホストを務める。展覧会もガラも、想像をはるかに超えるサプライズで溢れそう。これは絶対に訪れたい。
Rei Kawakubo/Comme des Garcons
会期/2017年5月4日~9月4日
場所/The Met Fifth Avenue, Iris and B. Gerald Cantor Exhibition Hall, Floor 2
住所/1000 Fifth Avenue New York, NY 10028
tel. +1-212-535-7710
text. Mayu Nakanishi