見た目もステキで値段も手ごろなものが多いキャンドルは、プレゼントにもらうこともよくあるし、つい誰かに贈りたくなるもの。でも正直「扱い方が分からない」「上手に使えない」などの理由から、ついつい使わずに戸棚の奥にしまったまま――家の中を探すと、そんなキャンドルがいくつかあるのでは?
そこでフレグランスキャンドルの世界的ブランド「ディプティック」で流通部門を担当するジュリー・ボナンさんが伝授する、「キャンドルを上手に灯すテクニック」をコスモポリタン アメリカ版から。リラクゼーションや、人を家に招いたときのムード作りのために、キャンドルをどんどん活用してみて!
1. 初回使用時に2時間継続して灯す
「初めて点火するときは、2時間火を灯したままにしましょう。これはワックスの最上層が完全に溶けて、次の点火時に燃えやすくするためです。ワックスには前回の点灯時の形跡が残ってしまうもの。このプロセスを省略してしまうと、キャンドルの炎が消えやすくなってしまいます」
2. 風が通る場所に置かない
「キャンドルを長持ちさせたいなら、窓際やエアコンの風がそよぐ場所に置くのは避けましょう。ワックスの消費が早くなります」
3. キャンドルの芯をほどよい長さにカットする
「芯をトリミング(カット)することは重要です。芯が長ければ長いほどキャンドルが早く燃えてワックスを消費してしまいますが、ほどよい長さに整えることで長持ちさせることができます。また黒煙の発生や、(キャンドルがガラス容器に入っている場合)容器が熱くなりすぎるのを防ぎます。芯の長さが数ミリ以上でないことを確認してから点火するとよいでしょう。未使用状態のときの芯の長さが目安です」
4. 火を消した後、芯を中心に戻す
「火を消してワックスがまだ液状のうちに、芯が中心に真っすぐ立つように整えましょう。そうすることで、キャンドルスタンドや容器に煤(すす)が付着しづらくなります」
5. 使用していないときはフタをする
「定期的に使用していないキャンドルの場合、埃(ほこり)が付かないようにフタをしたり、箱に入れることをお勧めします。埃が付着してしまったら、水を含ませたコットンで、埃を取り除いておきましょう」
6. 容器はキレイに保つ
「(容器入りの)キャンドルを長く使っていると、容器に煤が黒くこびりついてしまうこともあります。その場合は、コットンに温かい石鹸水を含ませ、黒い汚れを優しく拭きとってください。再び点火するときは、芯の部分が濡れていないことを確認しましょう」
7. キャンドル容器は再利用可
「キャンドルを使い切った後の容器をキレイにする方法はとても簡単。容器に熱湯を注ぐだけです(ガラス容器の場合は特に、容器そのものが熱くなるのでオーブン・ミットを使用することを忘れずに)。ゆっくりと渦巻くようにしてお湯を注ぎ入れ、しばらく置いてお湯を捨てる――この作業を容器が完璧にキレイになるまで繰り返し、最後にペーパータオルで拭けばOK。キャンドル容器の大きさはさまざまですが、ブラシやペン立て、花瓶などに再利用できますよ」
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子