ガンとの闘いは、大人でも苦しいのだから、子供にとってはなおさら。日々病と闘う子どもたちの気持ちを少しでも明るくしようと、毛糸のウィッグをプレゼントする非営利団体がアラスカにあるのだとか。団体を支える人々と、可愛らしい子供たちの心温まるニュースを、コスモポリタン アメリカ版から。

2015年の秋に活動を開始した「The Magic Yarn Project(魔法の毛糸プロジェクト)」は、2人の女性が運営する非営利団体。これまで、3,000人のボランティアによって4,000個近いディズニー・キャラクターのウィッグを作成し、小児ガンを患う29カ国の子どもたちにプレゼントしてきたそう。

共同設立者の1人であるホリー・クリステンセンさんは、パートタイムで整形外科に務める看護師。かつてガン科で働いた経験があり、友人の子どもがガンを患った際に最初のウィッグを作ったのだとか。化学療法によって髪の毛が抜け、頭皮が傷つきやすくなるため、従来のウィッグが合わないことを知っていたクリステンセンさんは、子どもの肌に特別気持ちのいい、そして楽しい帽子を作ってあげたかったとのこと。「髪が抜けて辛いことになるのは知っていましたから、ラプンツェルの毛糸のウィッグなら楽しめるだろうと思ったんです」と、クリステンセンさん。実際、プレゼントはそのお子さんにも歓迎され、今では病気も寛解しているそう。

その後、クリステンセンさんは友達に呼びかけて他の子供たちにもウィッグを作ってくれる人を探し、<Facebook>上で毛糸を寄付してくれる人を募集。20159月に彼女の投稿が話題になると、友達のブリー・ヒッチコックさんが支援の手を差し伸べ、グラフィックデザインとクラウドファンディングのページを開設することを申し出てくれたのだとか。その後、すぐに2人は「The Magic Yarn Project」を立ち上げることに。

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ウィッグの基本はクロシェ編みで作ったつばなしの帽子で、デザインによっては最大で2時間かかるもの。レパートリーには、『アナと雪の女王』のアナとエルサや『リトル・マーメイド』のアリエル、『白雪姫』『眠れる森の美女』(2018年1月27日訂正)のオーロラ、『美女と野獣』のベル、シンデレラ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ、ラプンツェル、レインボー、『プリンセスと魔法のキス』のティアナに加え、スパイダーマンやニンジャ・タートルズなどのスーパーヒーロー物があるそう。

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クリステンセンさんいわく、ウィッグ作りは本当に簡単だそうで、ボランティアのメンバーには、ガールスカウトやNFLプレーヤー、おばあさんたち、軍隊の兵隊さんも含まれるとのこと。ウェブサイトの指示にしたがって、つばなしの帽子やティアラ、雪の結晶だけ作ってもいいし、1人ですべて作ってもいいのだとか。あるいは、ウィッグに添えるカードを飾りつけるだけでも歓迎だとのこと。

この活動を支援しともに幸せを運びたい方は、ウェブサイトで、ボランティアとして働くか、寄付するかを選択できるそうです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US