好きなことを仕事にできる人なんてそうそういないもの。ほとんどの人は、少なからず自分の仕事に不満を持っているはず。そこで、毎日を悶々と過ごしている人たちのためにコスモポリタン イギリス版から専門家に聞いた打開策をお届け。

1.問題を明らかにする

SEVENキャリアコーチングの創設者であるイブリン・コッターは「まず『なぜか?』を見極めること。紙を用意し、感情論でなく、客観的に『私の役割がいかにしてこの状況を引き起こしているのか?』、『何が変わったか?』、『自分はなぜこれをしていないのか?』と自問します。仕事が好きになれない理由を明確にすることがファーストステップです」と解説する。

2.問題について話し合う

問題を同僚に対して率直に明かすか、上司と相談するかはあなた次第。いずれにせよ、悩みを1人で抱え込んでいては埒が明かない。経営陣に相談する場合、「嫌い」という表現はNGだとイブリンはアドバイスする。「この言葉はあなたの信用を失墜させる上、感情的で、社会人として不適切です。話し合いの場を作ったら、その場を会社や業界で自分の才能や可能性、コミットメントを生かすためのチャンスだとみなし交渉をしましょう。ネガティブではなくより良く評価されるための物の言い方を学ぶのです」。

3.選択肢を考える

仕事を辞めるのも1つの手だけど、他にもっといい仕事が見つからなかったら?ということも冷静に考えて。「今の仕事は自分に合っていないけれど会社とは相性がいいと感じていて、まだ自分が必要としている、または希望しているものがはっきりとあるのであれば、上司か人事に相談して適した部署や職務があるか打診してみましょう」。

4.友好的な姿勢を保つ

問題のある同僚がいるわけでない場合、自分が孤立してしまうような状況は避けること。「人はストレスが溜まると内にこもりがちになります。エネルギーを消耗するのでユーモアのセンスを失い、同僚を避けるようになります」とイブリンは解説する。「心を開いて明るく振る舞うと、たとえ短期的であっても効果的です」。

5.良い点にフォーカスする

「すべてのことが何かの役に立つと思い込むようにしましょう。どんなことからも学べることがあり、今後、決断する時に有益になると言い聞かせるのです。問題の根源を明らかにして初めて、やる気を再び奮い立たせることができます。頭を切り替えるだけで人間的に成長し、仕事上の抵抗力をつけることができるのです」

6.広い視野を持つ

仕事は大切だけど、正気を保つことはもっと大切。「ときには辞職することが正しい選択である場合もありますが、次の就職先が決まっているか否かはその人の精神状態に大きく影響します。自分の不幸レベルを10段階で自己評価してみましょう。7以上であれば、専門家に相談してみましょう」。

7.決定を下す

仕事を辞めるか、とどまるか? それはあなた自身が決めることであって、その決心が自分にとって最善であるかどうかが重要。イブリンは「あなたは自分の人生の運転手役。誰もあなたに今の仕事を強制しているわけではなく、この世には他にも多くの仕事や会社が存在します。また、自分のいる状況はすべて自分に責任があると考えてください」。

行き詰まったら、信頼の置ける友人、先輩、上司などにアドバイスを求めれば、意外なことが気づけるかも。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

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