在宅ワーカーはもちろん、自宅で作業をする時間が長い人たちにとって、毎日朝から夜までの時間を過ごす仕事用のデスクはとっても大事な空間。仕事をはかどらせるための快適な空間作りの秘訣を語ってくれたのは、イギリスで最大の家具&インテリア雑貨店<ウェイフェア>の居住空間デザイン専門家ナディア・マックコーエン・ヒル氏。彼女のワークスペース作りにおけるアドバイスを、コスモポリタン イギリス版から!

1.整理整頓用の小道具を置く

頭がモヤモヤして仕事が非生産的になってしまっているのは、効率かつ魅力に欠けたオフィススペースのせいかも? そんな人は、収納に投資すべし。ファイリング・キャビネット、ホワイトボード、その他細かい収納棚などを買いそろえてみたら、整理整頓への意欲も沸くし、作業の効率性もぐんとアップするはず。基本的なオフィススペースが完成したら、そこからは自分らしい彩りを加えていけば、仕事場にもさらに華やかさと活気が生まれるかも。

仕事がはかどるワークスペースを、自宅に作るポイント6
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2.レイアウトを重視する

デスクのレイアウト及び部屋における位置関係は、心や気分にも大いに影響してくるもの。だから、ポジショニングは慎重に。デスクが壁を向いているなら、窓向きになるようにアレンジしてみては。そうすれば、終始パソコンの画面にかじりついていても、ふと目を反らせばリラックス効果のある景色が目に入ってくるはず。また、家の中で最も静かな所で働けるような場所決めも重要。廊下の近くや他の部屋と隣接した場所は避けることをオススメします。

3.ライティングを考える

長時間にわたる暗い空間での作業は、疲れとインスピレーション欠如の原因になることも。創造性をかき立てるという効果においてはライティングが一役買うため、自然光が入らない部屋にはランプやその他照明器具を入れて空間を明るくしてみて。また、鏡をたくさん置いて自然光の反射を利用してもOK。壁紙からデザインできる場合は、薄めのパステルカラーで部屋を彩れば、空間全体が一気に明るく感じられるようになり、仕事の効率アップにもつながるんだとか。

仕事がはかどるワークスペースを、自宅に作るポイント6
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4.デザイン性も大切

飾り気のない平凡なデスクスペースも、晴れない気分の原因かも。なぜなら、デザイン性は必ずしも効率性における最重要事項ではないにせよ、創造力やインスピレーションをかき立てるような空間作りはやはり大きなインパクトを持つから。クリエイティブなインテリアや雑貨で自宅オフィスを明るく演出してみては? 例えば元気が出るような色をあしらった文具を置いてみたりして、自分らしい居心地のいい空間を作ってみましょう。

5.「オフィス」の概念にとらわれない

1日中デスクワークするのが億劫になってきているならば、それは仕事空間にあなたらしい個性が足りていないからかも。そんな時は、いわゆる仕事場の固定観念を捨てちゃおう! よくあるデスクチェアの代わりに、ちょっとアクセントの効いた面白い椅子を買ってみたり、平凡なデスクライトの代わりにオシャレなランプを置いてみたり、本棚にお好みのオブジェやブックエンド、アート作品を並べてみたり…。人の目なんて気にせず、自分のインスピレーションに火がついて、思わず笑顔がこぼれてしまうようなあなたらしい空間作りが鍵。

6.スペースを上手く利用する

実際に作業スペースとして使っている空間を見直し、周囲に積み上げられている生活雑貨の山々がストレスの原因になっていないかチェックしてみて。自宅で仕事をするならば、ラグマットや空間を隔てるようなパーティションなどを置いて、プライベートな作業スペースをしっかり確保すること。L字型の本棚や洋服キャビネット、机などを使って空間の無駄使いをせずに居心地のいいスペースを作ってみましょう。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN UK