ストレスの兆候って見逃しがち。特に能力が高く、キャパも大きな女性ほど、我慢し続けてしまう傾向にあり、いずれは燃え尽きてしまう可能性があるのだとか。

そんな「燃え尽き症候群」を回避するために、日常生活の中でも簡単にできる5つのストレス対策を、大学で心理学を先攻したメディテーション(瞑想)の専門家、エマ・ミルズさんがコスモポリタン イギリス版に伝授!

1.お気に入りの音楽を意識的に聴く

耳にイヤホンを入れ、自分らしさを思い出せて落ち着ける音楽を聴くと効果的なのだとか。曲に集中し、リフやハーモニーを聴いてどう感じるか、自分の心に耳を澄ませてみて。ビートルズの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」なんかは瞑想にぴったりだそう。

2.不確実なものごとに対するコントロール力を把握する

例えば、目標としていたポジションにつけていないとか、やっていることの成果が読めないとか、求められていることに自分の能力が伴うかわからないとか、とにかく色々手に負えない状態にあるときは、誰でも不安になるもの。残念ながら、私たちにはすべてをコントロールすることは不可能だし、多くのことが不確実なもの。ただ幸い、私たちは訪れる一瞬一瞬に対してベストを尽くすことができるし、どう動くか選択し、タスクに対して持ちうる限りの熱意を込めて向き合うこともできる。そうしてコントロールしきれないものを手離していくことも大切。

3.本や詞を読む

文学は、日常の出来事とは異なる回路で脳内の情報処理が行われるため、ストレス対策にもってこい。多くの人が通勤電車の中で読書をするけれど、会社でも仕事の合間に10分間読書の時間を取るだけで、ストレス値を下げ、脳内がリフレッシュされるのだとか。

サセックス大学で最近実施された調査によると、様々なストレス防止策(散歩する、音楽を聴く、お茶の飲む等)の中で、読書が最も効果的であり、ストレス値を68%低減させるという結果が出たと、認知神経心理学者デビッド・ルイス教授が発表。実験対象者は静かに6分間読書をしただけで、心拍数を落ち着かせ、肩などの筋肉の硬直をやわらげることができたのだそう。

4.仕事中に瞑想する

仕事中の瞑想は"怪しい"&"不可能"と思うかもしれないけど、そんな心配はご無用。会社のデスクや、ちょっと抜け出してロビーのソファーで5分間目を瞑るだけでOK

瞑想の方法:

  • 鼻から7秒間息を吸い込み、11秒かけて吐き出す(頑張りすぎずに)。
  • "深呼吸をする"ことに集中し、他のことは考えない。
  • 2~5分間これを行い、張りつめていた神経がほぐれたら、お気に入りのマントラ(例:「大丈夫、なんとかなる」など、自分を落ち着かせる言葉)を頭の中で(あるいは口に出して)数回唱える。
  • 最後に自分のパワーソング(元気が出るもの)を1曲聴いたら、瞑想タイム完了!

5.自身の健全さが仕事の健全さにつながると理解する

仕事中休憩を取ったり、休日休んだりすることに罪悪感を抱かないこと。自分自身の健康状態が仕事の成果にそのままつながることを忘れずに。

この翻訳は、抄訳です。

Translation:名和友梨香

COSMOPOLITAN UK