すでに<ヴァラエティ>誌や映画・メディア関連の情報を伝えるニュースサイト<デッドライン>など、複数のメディアがその可能性を伝えていたビヨンセのコンサートフィルムの公開が実現されることが明らかになりました。
『Renaissance: A Film by Beyoncé(原題)』と名付けられたその映画がアメリカの大手映画館チェーン、AMCシアターズの劇場で2023年12月1日(現地時間)から公開されることを発表したのは、ビヨンセ本人。ミズーリ州カンザスシティでワールドツアー「ルネッサンス」の最後の公演を終えた2023年10月1日(現地時間)、映画のトレーラー映像を公開するとともに、自身のSNSなどで報告しました。
ビヨンセが公開したトレーラー映像には、ショーの開幕に向けて準備を進めるビヨンセと3人の子どもたちの姿や、間違いなく“歴史的”と語り継がれるであろう今回のワールドツアーのショーを見るため、会場に集まったビーハイブ(Beyhive=ビヨンセの熱烈なファンたち)の様子も映し出されています。
<ヴァラエティ>誌によると、2023年2月に発売したアルバム『ルネッサンス』に向けた準備から、ワールドツアーで撮影した映像を含める映画が完成するまでに数年がかかっていると言います。
また<デッドライン>は、ツアー実施までのドキュメンタリー的要素も含む本作には、9月にビヨンセの地元テキサス州ヒューストンで行われた2回の公演で撮影された映像も使用されると伝えています。
世界各地で公演を行い、その衣装も大きな話題になった今回のワールドツアーの収益は、ビヨンセにとっても過去最高額にのぼり、5億ドル(約750億円)を超えたと推定。
ビヨンセは過去にも、複雑なライブパフォーマンスを実現するまでの過程を収めた舞台裏を紹介する数本のドキュメンタリー映像を発表しており、2019年には、前年のコーチェラ・フェスティバルでのリハーサルの様子から実際のショーまでを追ったドキュメンタリー映画『HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品』を公開しています。
From Harper's BAZAAR.com