『アラジン』や『美女と野獣』などディズニー映画の実写化が続々と公開される中、同じく実写版の製作が発表されていた『リトル・マーメイド』のキャストがついに決まったそう。ディズニープリンセスの中でも絶大な人気を誇る主人公のアリエル役を誰が演じるのか注目を集めていたけれど、19歳の若手黒人シンガーがその座を射止めたみたい！
7月3日（現地時間）にディズニーの公式サイトで、実写版『リトル・マーメイド』のヒロイン役に抜擢されたことが発表された黒人歌手のハリー・ベイリー（19歳）。ハリーは、姉のクロイとともに2011年頃からビヨンセやアデルなどの曲をカバーしYouTubeにアップしていたところ、ビヨンセ本人にその高い歌唱力を見初められ、彼女のレーベルと契約。姉妹R&Bデュオ「Chloe x Halle」としてデビュー。
2016年にはビヨンセのビジュアルアルバム「レモネード」に出演、2018年にはコーチェラフェスにも登場し、昨年の3月にリリースしたデビューアルバム『The Kids Are Alright』で、グラミー賞「ベストニューアーティスト」「ベスト・アーバンコンテンポラリーアルバム」にノミネートされたという期待の新人歌手だ。
映画監督のロブ・マーシャル氏曰く「たくさんの俳優たちを選考した結果、ハリーがヒロインにふさわしい精神、心、若さ、純粋さを持ち、そして何より素晴らしい歌唱力を持っていると思いました。彼女は、アリエルというアイコニックなキャラクターを演じるのに必要な素質を全て兼ね備えています」とハリーを大絶賛！ 彼女自身も「夢が叶ったわ」とSNSで喜びを伝えた。
アリエルといえば、透き通るような白い肌に青い目、真っ赤な髪といった白人系の特徴をもつけれど、ハリーは黒人の血を引くアフリカ系アメリカ人。今回の"人種の多様化"が反映されたキャスティングには、多くの人から賛同の声も上がっている。
また、以前は『グレイテスト・ショーマン』や『スパイダーマン』シリーズに出演する女優のゼンデイヤがアリエル役の有力候補として名を上げていたけど、ハリーが抜擢されたニュースを受けて、ゼンデイヤもツイッターで喜びとお祝いのコメントを投稿。
ハリーの見事な歌声が聞ける実写版『リトル・マーメイド』の公開日はまだ発表されていないみたいだけど、すでに観るのが待ち遠しい♡
