お酒と煙草と遠出が嫌いなため、これまでの主な出会いの場はマッチングアプリのみ。20代半ばのシングル、コスモポリタンエディターKのデート体験談をお届け! 今回マッチしたのは、アイルランド出身のキュートな26歳。イケメンかつ長身な彼とのセックスを期待して行った、一晩限りのデートの行方は…。

かなり美形のアイルランド人とマッチ!

インド人男性とデートを重ねていた頃、同じタイミングでアイルランド出身のエド(仮名)とマッチ。お互いろくに自己紹介をしないまま、すぐに彼からデートに誘ってくれました。「マッチングアプリでやりとりするの嫌いだから、<Instagram>のDMに切り替えよう」と言われるまま彼のページを覗いたら、かなりのイケメンであることが判明! 興奮した私はオフィスでエディターNにも写真を見せると「今まで見た相手の中で、一番かっこいいじゃないですか!」と彼女からも太鼓判が。くりくりっとしたブラウンのカーリーヘアの彼は長身で、どうやら友人も多い人気者みたい。インド人男性とはいい雰囲気になっていましたが、別にオフィシャルな関係じゃないし、なんならイケメンとセックスしたい♡ と思って、次の週末に渋谷で会うことに。

出会っていきなり、ビッグなハグ!

休日出勤後、エディターNも渋谷で用があると言うので、待ち合わせ場所のハチ公像まで一緒に来てもらいました。土曜日の夜ということで駅前はかなり混雑。「この中のどこかにいるってことですよね?(笑)」と言うエディターNに「多分いるから、一緒に探して!」とお願いした10分後、エドの姿を見つけました。実は私、マッチングアプリではかなり盛れた写真を使っているものの、現実世界では過去最大値の体重を記録していたのです。「こんなにイケメンならいくらでも美女が寄ってくるだろうし、本当に私とデートして良かったのだろうか…」なんてぼんやり考えているうちに、私のことを見つけたエドは、いきなりぎゅっと抱きしめてくれました。笑顔で自己紹介してくれる彼でしたが、緊張とアイルランド訛りの早口の英語のせいでよく聞き取れず…。とりあえずエディターNも呼んできて彼に紹介。デートに友達を連れてきたと勘違いした彼は「それじゃ、どこに行こうか?」と私たちに聞いてくれましたが、「彼女は渋谷で用事があっただけで、一緒について来ないよ!」と言い、その場でエディターNとお別れ。お腹が空いていたので、駅から近いラーメン店に向かうことにしました。

デート中、徐々に打ち解けていった私たち♡

カウンターで横並びに座り、お互いの仕事や趣味についての会話がスタート。 アイルランドでビッグなIT企業のエンジニアとして働く彼は、2週間のバケーション中に日本列島を友人と旅しているんだとか。そして残念ながら、この週末に帰国してしまう予定。「(滞在先が友達と一緒だから、お泊りはできないかな?)」という私の心配をよそに、とにかく早口で話しまくる彼。「あなたの英語、全然聞き取れないんだけど」と伝えると、「友達にもよく言われるんだ!」と笑うエド。彼のキュートな顔を眺めながら、セクシーなアイルランド訛りを聞いていると、内容はなんでもよくなってきて、とりあえず何となく話を合わせておきました。ちなみに、待ち合わせ場所でエディターNの姿を見た彼は、私が警戒してコブつき参戦したと思ったみたい(笑)。

Aerial view of Shibuya crossing, Tokyo, Japan
Matteo Colombo//Getty Images

ラーメンを食べ終えた後は、スクランブル交差点の見えるカフェに行きたいというエドのリクエストで、TSUTAYAビルに併設されたスタバへ。だいぶ彼の喋り方にも耳が慣れ、お互いだんだんと打ち解けてきたところで「僕はすぐにアイルランドに帰っちゃうけれど、デートしても良かった? 君をちゃんとしたデートに連れて行きたかった」と言うエド。この人は稀に見る、中身までイケメンの人だ! と思いながら「エドがまた日本に来た時か、私がヨーロッパに遊びに行った時に会ってくれればいいよ」と答えておきました。セックスできるかもと楽しみにして来たとはもちろん言わずに。

その後も話が弾んで、私たちは終電までスタバに居座ることにしました。姪や実家の犬の写真を見せてくれる彼を「この犬7歳? ってことはもうすぐ危ないんじゃない?」などとからかっていい感じの雰囲気に。途中、友人からメッセージでデートの近況報告を聞かれたエドは「“She is roastin me.(彼女、僕のこといじめて楽しんでる)”って言っておくよ」と笑っていました。こんな風にからかったり批判することを英語で“roasting”と言うんだとか。

デート後、お持ち帰りを期待していたのに…

あっという間に終電の時間になり、駅へ急ぐ私たち。混雑したプラットフォームを歩いていると、エドがサッと手を繋いできました。ドキドキしながら電車に乗ったのですが、何事もなかったようにナチュラルに会話を続ける彼。乗り換え先で横並びに立っていた時には、会話の合間に何度も私の髪にキスしてきました。「(このまま私を持ち帰ってくれ!)」と念じるものの、どうやら彼には届いていない様子。私の降りる駅が先だったので「次で降りるね」と言うと、急に色っぽい表情になって、私の唇にキスをするエド。しかし、1分後に電車から降りた私は、結局1人で家に帰りました。

その後DMでデートのお礼を言うと「アイルランドに遊びに来てよ! 僕のアパートに泊まっていいから」と言ってくれたので、本気で夏休みにアイルランドに遊びに行くことを検討。しかし、彼の帰国と同時にテキストのやりとりもなくなり、それほど私のことが欲しかったわけではないのかな…と勝手に解釈し、エドとの思い出は一晩だけの恋として留めておくとにしました。

週明け、「あの人とどうなりました?」と聞くエディターNに「何もなかったよ(泣)」と報告。その後数日、エドのことを考えながらセックストイを使っていたのはここだけの話です。あの時勇気を振り絞って、ホテルに行きたいと言えば良かった…。

今回の学び:やらないで後悔するより、やって後悔するほうが良し!