恋に落ちるということは、正確に言うと科学的な現象ではありません。けれど、誰かのことを“好き”になると、オキシトシンと呼ばれる幸せホルモンが体内で上昇するので、そういう意味では科学的とも考えられるかも。ただし、どうやって恋に落ちるかは人それぞれ。コスモポリタン アメリカ版から、あなたが、または相手が恋に落ちていることがわかる10のサインをご紹介します。
身体的に見られる変化
1． 恋をすると、身体的な痛みが40％軽減する
健康促進のグッズ販売やアドバイスを行う「メープル・ホリスティックス」の認定人間関係エキスパートのアディナ・マハリさんは、次のように話します。「最近の研究で、恋をすると身体の痛みが約40％軽減することが判明しました。嫌な治療も愛する人がそばにいれば耐えられるし、身体的にも救われるということになるわけです」
2． 動作を真似たり、うなずいたりしてしまう
「西洋文化において、相手と同じ動作をしたり話にうなずいたりすることは、相手に魅力を感じて好意を持つことに関係すると考えられています」と解説するのは、デイトン大学のR.マシュー・モントーヤ心理学准教授。准教授は、人が誰かを好きになった場合に現れる、非言語的行動を特定する研究を主導しています。
3．メールに振り回される
アメリカ・カリフォルニア州にあるカウンセリングクリニック、アフィニティ・セラピー・サービスの責任者でセラピストのロス・グロスマンさんは「ストレスホルモンとして知られるコルチゾールが脳に排出されると、ストレスは増大します。このホルモンは、恋に落ちた時にも数値が上昇することがあるため、ストレスが恋に落ちているというサインと考えられる場合もあるのです」と説明。メールのやりとりや、メールが来ないことにストレスを感じたりしたら、あなたは恋に落ちているのかもしれません。
4． 一緒にいるとスマホを見ることを忘れる
恋愛のコーチングサービスを提供する「スパーク・マッチメイキング」のオーナーで、人間関係のエキスパートであるミッチェル・フラリーさんは次のように言います。「誰かのことが気になって仕方がなく、その人に夢中なあまりスマホチェックをする気にもならない。このような状態なら、あなたが相手にゾッコンなのはバレバレですよ」。
5． 4秒間見つめ合えたら
「相手の視線を4秒間そらさずにいれたら、アイコンタクトで愛のメッセージを伝えることができるでしょう」と、前述のフラリーさん。
6． コルチゾールのせいで具合が悪くなることも
依存症治療を専門とするメンタルヘルスセンター「シーズンズ・イン・マリブ」のエキスパートであるオードリー・ホープさんいわく、恋に落ちている時はコルチゾールの数値が上昇するせいで、汗ばんだり、体調が悪くなって吐き気がすることすらあるとのこと。
心理的に見られる変化
7．その人以外、目に入らない
「運命の相手が見つかるまでは、キョロキョロと目移りしてしまうもの。誰かとデートしている時でさえ、この人だ！ と思える人がまだ見つかっていない時には、無意識のうちに『別の選択肢もあるのでは…？』と心が定まらないもの。けれど、いったん運命の恋に落ちると、他の人に目を向けることはなくなり、あなたの瞳にはパートナーしか映らなくなるでしょう」とマハリさん。
8． 相手に自分を理解して欲しいと思ったら
テキサス州・オースティンを拠点にする心理療法士のルイ・ラーベス–ウェブさんは、次のように話します。「相手にどこまで弱みをさらけ出せるか。それがあなたが恋をしているかどうかの最たる目安になります。『気になる相手がそばにいてくれたらいいのに』と思うことが恋のサインであるように、『自分の気持ちをわかってもらいたい』と思うのも恋の兆しなんです」
9．自分より相手を優先しはじめたら、それはもう恋に落ちた証拠
「恋に落ちると、私たちは自分より相手を優先するようになるという研究結果もあります」と話すのは、マッチング＆デートサービスを提供する「リヨン・エリート・マッチメイキング」のCEO、エミリー・リヨンさん。また、グロスマンさんによれば「車が泥をはねた時、泥がかかったのがパートナーではなく自分の服で良かった、と思ったら、もう恋に落ちているのは明らかです」とのこと。
10．安全性と快適さを与えることができるのが愛
「相手の安全を気遣い、相手が安全かつ快適でいられるように手を尽くそうとする。それこそが愛なんです」とグロスマンさん。
このように、恋の深みにはまると心身共に様々なリアクションが起こるみたい。痛みが軽減するかと思いきや、体調が悪くなる可能性もあるなんて、恋愛の奥深さに混乱してしまいそう！ 自分自身だけでなく、パートナーや恋しているアノ人の言動にも思いあたるものがないかチェックしてみて♡
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 西山佑（Office Miyazaki Inc.）
