ロンドン市内にある病院で1月26日(現地時間)に前立腺肥大症の手術治療を受けたチャールズ国王が29日午後、退院しました。カミラ王妃とともに徒歩で病院を出た国王は、集まった人たちに向かって手を振り、笑顔を見せていました。
バッキンガム宮殿は29日に発表した声明で、次のように述べています。
「チャールズ国王は本日午後、予定されていた治療を受けた病院を退院しました。自宅で療養するため、当面の公務は予定を変更しました」
「国王は医療チームと、受診に際してサポートしてくださったすべての皆さん、そしてお見舞いの言葉をくださったすべての方々に、感謝しています」
宮殿は国王がロンドン・クリニックに入院した日にも声明を公表しており、そのなかでは、「国王は、自身が受けた診断(を公表したこと)が、この病気に対する人々の認識の向上につながるという前向きな影響があったことを、喜んでいます」と明かしていました。
カミラ王妃はチャールズ国王の入院に付き添ったほか、入院中に数回、お見舞いに訪れていました。
いっぽう、29日午前には、キャサリン皇太子妃も同じロンドン・クリニックを退院。ウィンザーにある自宅のアデレード・コテージに戻りました(そのときの写真は、公開されていません)。
ウィリアム皇太子夫妻の公務を取りまとめるケンジントン宮殿が発表した声明には、次のように記されています。
「キャサリン皇太子妃は退院し、当面はウィンザーの自宅で療養します。順調に回復しています」
「ウェールズ公夫妻は、手厚い看護をしてくださったスタッフの皆さんをはじめ、ロンドン・クリニックの医療チームのすべての方々に、深く感謝しています」「ウェールズ公一家は、世界中から寄せられたお見舞いの言葉に感謝しています」
キャサリン皇太子妃が公務を再開するのは、イースター(復活祭、今年は3月31日)以降になる見通しとされていますが、チャールズ国王は短期間で復帰するとみられています。ただ、いまのところ、具体的なスケジュールは公表されていません。
※本記事は、Hearst Magazinesが所有するメディアの記事を翻訳したものです。元記事に関連する文化的背景や文脈を踏まえたうえで、補足を含む編集や構成の変更等を行う場合があります。
From TOWN&COUNTRY