ケシャは今月に入ってからも、医療記録を開示するべきだと主張されるなど、プロデューサーのドクター・ルークとの戦いはまだまだ終わらない。それでもケシャはパフォーマンスできるようになってきた。
カムバックの場に選んだのはコーチェラ・フェスティバル。同曲は、3年振りのシングルとなった。その後も徐々に公の場に出るチャンスは増え、今月22日(現地時間)に開催される大舞台ビルボード・ミュージック・アワードでも歌声を披露するだろうと言われていたのだが…。
17日にビルボード・ミュージック・アワードのプロデューサーが以下のようにコメント。
「ケシャは出演を引き受けてくれました。ドクター・ルークのレコード・レーベル Kemosabe Recordsの承諾書も受け取りました。しかし、その後のマスコミ報道を受け、5月11日に承諾が撤回されました。現段階、ケシャとKemosabeは合意に至っておりません」。
マスコミ報道というのは、TMZが報道した「ドクター・ルークの顔写真をパフォーマンスで使用する」や「裁判のことを語る」といったもの。
承諾撤回について、昨日ケシャがInstagramでコメント。
「ボブ・ディランの(生誕75周年を祝うため)『It Ain't Me Babe/悲しきベイブ』を今年のビルボード・ミュージック・アワードで披露できることを楽しみにしていました。それを禁じられてしまい、本当に残念で申し訳なく思っています。ただはっきりさせたいことは、私の大好きなソングライターに敬意を払うためのパフォーマンスを予定していたこと、ドクター・ルーク関連のことをする予定はありませんでした。彼の写真を使用する予定も、彼のことを言及することも、今の法的状況をほのめかすつもりもなかった。ただただ大好きな一曲を歌って、尊敬しているアーティストに敬意を払いたかっただけです。変わらぬ支援をありがとう」。
ケシャはSNSで気持ちを赤裸々に語ることが多く、最近ではケシャの体型をひどく言う人に対して両中指を立てた写真をアップした。
「うつと摂食障害と戦い続けています。キャリアも順調にいかず、苦戦している感じることがあります。でも人生を取り戻すことを決めました。自由と幸せと声と価値も。黙って隠れることはしない。今日からFuck it(どうでもいい)と言って、人生を生きる。だからFUUUUUUUUCK it。そう決めた。今は超幸せ。それに私の体型を批判している人、fuck u(くそくらえ)。批判するヤツはバカにしか見えない」。
苦しい環境にいながらも、自分の音楽を作り続けるために戦い続けているケシャ。圧力にも負けずに、たくさんの味方がいることを支えに、どうか負けないでほしい。