ドルマークを入れた大胆な名前(Ke$ha)に、奇抜な格好、ラップのような独特な歌い方で一躍人気歌手となったケシャ。プロデューサー、ドクター・ルークの目に留まりシングル「Tik Tok」でデビューしてから、ヒット曲を飛ばし続けた。
しかし、今の彼女は名前からドルマークを消し「Kesha」で活動。裁判に負け、自由に音楽が作れない立場にある。
その裁判は、10年以上受け続けた性的暴力、身体的虐待、心理的虐待から解放されたいというもので、ドクター・ルークとソニー・ミュージックを相手に、2014年10月に起こされた。が、言い分は認められず、2016年2月19日、さらに4月6日に敗訴。2度裁判を起こしても、契約解除の望みは叶わず、現段階ではドクター・ルークとの契約内でしか音楽を作れない。
そんな彼女のために女性大物アーティストたちが手を差し伸べている。レディー・ガガ、アリアナ・グランデ、ロード、リリー・アレン、ケリー・クラークソン、デミ・ロヴァートなどが、SNSでメッセージを送り、ハッシュタグ「#FreeKesha(ケシャを自由に)」とともにコメントは広がっている。
コスモポリタン アメリカ版によるとイギー・アゼリアはケシャを乗馬に連れ出しているそう。
アデルは公の場でサポートを表明し、テイラー・スウィフトは25万ドル(約2700万円)の寄付をするなど、彼女へのサポートは尽きることがない。
今のところケシャは裁判や今後についてコメントを発表していない様子。まだまだ戦いは終わらないが、彼女が前進できる日が早く来ることを祈るばかりだ。