キム・カーダシアンのパーソナルフォトグラファーとして知られ、アリアナ・グランデなどの大物セレブ御用達でもある写真家マーカス・ハイドにセクハラ疑惑が浮上。彼を知るセレブたちがこの騒動に反応し、注目を集めている。

instagramView full post on Instagram
キム・カーダシアン、カニエ・ウェストと共に写っているのがマーカス・ハイド

海外旅行にも写真家として同行させるほどキム・カーダシアンが信頼を寄せていたマーカス・ハイド。彼が交通事故に遭った際には、キムと夫カニエ・ウェストが治療費として約270万円を寄付するなど、公私ともに親しい関係として知られてきた。

そんなマーカスに「ヌード写真を強要された」と告発したのは、サンナヤ・ナッシュという駆け出しのモデル。

サンナヤによれば、事の発端は自身のSNSでモデルを募集していたマーカス宛に彼女がダイレクトメッセージを送ったこと。すると、マーカスから「まずはヌード写真を送って」という返信が。サンナヤが「ヌード写真を送ることはできないけれど、下着やセミヌードでの撮影は受けられます」と送ると、マーカスは「では、撮影料は2000ドルで」とギャラを要求。

そこで「ヌード撮影のみ無料ということ?」とサンナヤが質問したところ、マーカスからは「そうだよ」の一言。ヌード撮影をするにしても事前にヌード写真を送るつもりがないことをサンナヤが伝えるも、「撮るだけの価値が君にあるか先に確かめたい」や、「(この要求に応えられないなら)他をあたってくれ」、「俺は引き続きセレブを撮影していくだけだから」と言い放ったマーカス。

マーカスの態度に呆れたサンナヤが一連のやりとりをInstagramストーリーに投稿したところ、一気に拡散され、サンナヤの元には同様の経験をしたことがあるモデルたちから一斉にメッセージが届いたという。

中には、撮影中に受けたセクハラや、マーカスの言いなりにならなかったがため写真をもらえなかったこと、さらには無断でヌード写真をSNSに投稿された女性なども。これらは現在、サンナヤのTwitter(@thedevilsoftly)でシェアされている。

この告発を受け、マーカスに信頼を寄せていたキム・カーダシアンがコメントを発表。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
「私が過去に仕事を依頼していた写真家が、不適切で許されない行為に及んだことを知りました。私個人の依頼に対してはプロフェッショナルを貫いていましたが、多くの女性たちが正反対の経験をしていたことにショックを受け、悲しく、そして(マーカスに対し)失望しています。女性たちが、セクハラや自身の意思に反する行為を強要されることのない社会や権利を、私は支持します。こんな行為を無視することはできませんし、声をあげた人々のことを誇りに思います」

マーカスを知るアリアナ・グランデもSNS上にコメントを発表し、お気に入りである写真家3名の名前をタグ付けして紹介しつつ、女性へアドバイスを送っている。

「世界中にいるモデルやアーティストたちへ、衝撃的で心が痛む事件があったことを知りました。このような話をしなければならないことに憤りを感じます。みなさん、あなたを不快な思いにさせる写真家や、服を脱がなくてはならないと感じさせるような写真家とは、絶対に仕事をしないで。もし、あなたがそれを望んでいるのなら、それは最高。でも、自分の意思じゃないのであれば、絶対にやめて。服を着た撮影の方が撮影料が高いなんておかしいし、そんな経験をしたみんなを思うと辛いわ。世の中には、人格が良くて才能がある写真家もいるの。みんなで用心して、互いをサポートしましょう。あなたが良い撮影経験をした写真家のSNSに友達をタグ付けして、知り合える環境を作りましょう」

他にも女優のシェイ・ミッチェルが「お互いに気をつけましょう」や、ベラ・ソーンが「(この世界では)よくあること。気持ち悪い」などと発言している。 一方で当事者のマーカスは、様々な現地メディアからコメントを求められているものの、ノーコメントを貫いている。