等身大の魅力を発信し、カーヴィモデルとして活躍するヘイリー・ハッセルホフ(30歳)。2007年、14歳のときからモデル活動を続ける彼女ですが、10代の頃は体型を理由にいじめに遭っていたそう。自身の経験を通して、自分のスタイルを見つける心地よさや、自分の体型との向き合い方について語りました。
イギリスの雑誌<ミラー>が発行する小冊子、「ノートブック」の最新号の表紙を飾ったヘイリー。同誌のインタビューでは社交的不安に苦しみ、学校に行くのが難しかった過去について語りました。
「バストサイズのせいでいじめられたり、ブラジャーをしていることをからかわれたりしました。これらすべてが私の自信に影響を与えました。大好きな水泳競技すらもやめてしまったんです。なぜなら、自分の体を気にしていたから。もし過去に戻れるなら、見た目のために何かを諦めるべきではないと若い頃の自分に伝えたいです」
その後父親で、特撮ドラマ『ナイトライダー』で知られる俳優のデビッド・ハッセルホフに触発され、女優を目指したというヘイリー。14歳のときにモデルエージェンシーと契約しました。
当時、今よりプラスサイズやカーヴィモデルはほとんどおらず、ファッション広告にもそういった体型の女性が登場することはなかったといいます。
「(デビューした当時は)メディアからの反発に直面し、大変でした。どうしたらカーヴィなボディの自分を愛せるのか、と尋ねられることもありました。だけど、それらはさらに自分の体を愛する気持ちを高めるきっかけになったんです。女性はどんな体型やサイズでも、美しいのです」
仕事を通して、自分に自信を取り戻したというヘイリー。2021年には、ドイツ版<プレイボーイ>の表紙に登場。これはヨーロッパでは初となる、カーヴィモデルによる表紙として話題になりました。
また同年7月のポッドキャスト番組『Redefine You: A Conversation for Wellbeing』では、ファッションを通じて自己表現をすることは、自信をもてるようになった重要な一歩だったと語っています。そして、<Yahoo! Life>によるメンタルヘルスやウェルビーイングについての連載「Unwind」では、両親が素晴らしいサポートをしてくれたことについても言及。
「母と父は、不安が高まって学校に行くことが出来なかったときに、私を支えてくれました。それは私にとってとても心強かったです」
現在は、ありのままの姿を愛する大切さを発信するヘイリー。自分の体がどうしても愛せない日があるのも自然なことで、そんなときもその感情を受け入れることが大切だとも言います。
「自分の見た目を気にして、チャンスや経験を逃してしまうことがあります。それはとても悲しいことです。今年の夏は、(勇気がもてず着られていなかった)水着を着てみましょう! 自分が心地よいと感じるものや、自分に合ったスタイルを見つけるのが大切です」
「そして何より、他人の目は気にしないこと。自信をもつことが一番の魅力です。私たちの“ストーリー”は、どれも大切なもの。あなたのストーリーを大きな声で、自信を持って語りましょう」