子役からデビューし、ディズニー・チャンネルの『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で、一躍ティーンのアイドルとなった歌手のマイリー・サイラス(30歳)。そんな彼女は、今年3月に最新アルバム『エンドレス・サマー・バケーション』をリリース。しかし当分の間、ツアーに出ることはないと明らかにしました。
5月18日(現地時間)に発売された<ヴォーグ イギリス版>のカバーストーリーで、「2013年に発表したアルバム『バンガーズ』を引っ提げてアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどを巡った大規模なツアーからしばらく期間が空いた」と語ったマイリー。
そのツアーの後に彼女は、自分の将来について“ある疑問”を抱いたといいます。
「最後に開催した(2014年の)ショーの後、私は(仕事や人生について)見つめ直す時間がありました。そして、もうこれは『できない』と思った。『できない』というより強い感情かもしれません。気持ちやキャパの問題ではなくて、自分の願望でもあると気がついたのです。私はこれからずっと、誰かの喜びや満足感のためだけに生きていきたいのか…」
マイリ―は「もちろんファンに感謝をしている」と補足。しかし、ファンや応援してくれている人のためだけに生きるのはもう難しいと感じたそう。続けて、パフォーマンス自体は好きだけど、大衆の前で歌うときは「孤独を感じる」と告白。
「何十万人もの人を前に歌うことは、私が心から好きなことではないんです…。つながりを感じられないし、安全性もない。“自然”ではないと感じてしまいます。10万人を前に1人で立っている。すごく孤独です」
今は自分自身の人生を幸せしようと集中しているマイリー。2021年からはミュージシャンのマックス・モランドと交際している彼女ですが、彼との出会いについても同誌のインタビューで明かしました。
「私たちは、ブラインドデート(友人の紹介などを通じて、相手を知らないままデートをすること)で知り合いました。まあ、私にとってはブラインドで、彼にとってはそうでもなかったんだけどね。『最悪、帰ればいいか』って思っていました」
二人は、2021年末に放送されたマイリーのNBC特番『Miley's New Year's Eve Party(原題)』の舞台裏で、手をつないで音楽に合わせて踊っているところを目撃され、その後交際を発表。
今年3月には、米ロサンゼルスで開催された「ヴェルサーチェ」のショーに一緒に登場したことでも話題になりました。またマイリーの最新アルバムに入っている「Handstand」と「Violet Chemistry」の2曲をマックスが手掛けるなど、公私ともに上手くいっている様子の二人。
そのほかにも、マイリ―はインタビューの中で、子どものころにスターになってから、現在の自分らしさを見つけるまでの葛藤について言及。当時キャラクターから抜け出そうともがいていたら、多くの批判を受け、自信がもてないときもあったそう。
「私の言動は多くの議論や混乱を招いていたので、何年も自分に対して恥ずかしさや罪悪感を抱いていました」
「大人になった今、私は自分がいかに厳しく判断されていたかを感じています。私は子どもの頃、大人たちから厳しく批判されましたが、今大人になってみると、絶対に他の子どもに同じことはしないと確かに思えます」