「若さ」ばかりを追い求める美容業界に、疑問を覚えたことがある人もきっと多いはず。モデル、俳優で78歳の今も活躍し続けるローレン・ハットンもそのうちの一人です。

社会にあふれた「アンチエイジング」という考え方に対して、彼女が語ったこととは――。

当時コスメブランド「レブロン」と“モデル史上最大の契約”を結び、数々のランウェイを歩いたり、数十回とファッション誌の表紙を飾ったり、映画界に進出したりとさまざまなキャリアを重ねてきたローレン。

今年4月にはトップレスで雑誌の表紙に登場し、9月には下着ブランドのキャンペーンに参加するなど、現在も第一線で活躍し続けています。

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ローレンは「年齢」や「美しさ」に関するメッセージを以前から発信しており、2019年には<People>に「シワは人生の勲章なんです 」とコメント。過去にボトックスを受けた経験はあるものの、そこからありのまま美しさを受け入れることを学んだそう。

「(ボトックス施術後の)自分を見てびっくりしたんです。自分の眉毛が、西の悪い魔女(『オズの魔法使い』のキャラクター)のようになった気がして」
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Daniele Venturelli//Getty Images

今回の<Byrdie>のインタビューでは、「若さ=美しさ」という価値観について言及。美容業界は、シミやシワを気にするよりも、年を重ねることをポジティブに考える必要があると話しました。

「美容にせよファッションにせよ、“若さ”への執着があります。でも私たちは皆、ラッキーなことに年を取るんです。『アンチエイジング』という言葉はもう古いと認識する時期だと思います」
「私たちは、肌と自分自身を大切にすることに集中すべき。美容業界は未来のために、“加齢”をめぐる対話を変えるのです」

自身の過去の経験も明かし、業界全体から変えていこうとしているローレン。彼女の想いに共感する人は多くいるはず――。