モデルや女優として活躍し、フェミニストとしても知られるエミリー・ラタコウスキー(31歳)。露出度の高い衣装を着用することが多い彼女は、その着こなしが批判を浴びることも。

そんなエミリーが振り返ったのは、2016年に「下品」と物議を醸したとあるドレスについて。「後悔していないし、レッドカーペットは目立つべき場所」と堂々と語る姿に注目が集まっています。

ご意見番に「下品」と言われ…

2016年に、とあるイベントのレッドカーペットに、大胆なカットアウトが印象的なブラックドレスで登場したエミリー。

the worldwide editors of harper's bazaar celebrate icons by carine roitfeld
Sean Zanni//Getty Images
2016年9月、ジュリアン・マクドナルドのドレスに身を包んだエミリー。

当時このドレス姿は一部の人の間で物議を醸し、さらにはセレブのファッションを一方的に批評する番組『ファッション・ポリス』内で、ご意見番のティム・ガン(現在69歳)に酷評されてしまうことに。

「もしパーティーでこのドレスに遭遇してしまったら、もう酔っぱらうしかないって感じ。食事なんて喉を通りません。ゾッとするほど下品だし、露出が多すぎる。むしろ、なんで服を着ているのか聞きたいぐらい。どうせならすべて脱げばいいんじゃない?」
「これって、SNSに影響されているファッションなの? みんなにショックを与えるためにやってるの? 1960年代を生きてきた私は、全くショックは受けていないですけどね。だって、1960年代こそがファッション史上最もショッキングな時代でしたから。このドレスは、ただ下品で不快です」
2016年当時のティム・ガン。
Jim Spellman//Getty Images
2016年当時のティム・ガン。

「少しも後悔していない」

当時、エミリーは「お腹が出ているだけで、全国放送されるテレビ番組で下品と呼ばれるなんて。今は2016年ですよ。どうして女性が着ても“許される”服を、男性に品定めされなきゃいけないんでしょうか」と、反論

そして先日改めてこのドレス姿について振り返ったエミリーは、「きっと私が着たものの中で、最も物議を醸したドレスですね」としながら、自分の選択について後悔はないと説明。

「ネットでも賛否両論だったし、事務所からも『セクシーすぎる』と怒られました。当時の私は20代で、あのドレスがそんな風に言われるほどのものだとは思っていませんでした。写真だと見えづらいかもしれないけれど、カットアウト部分にも実は薄い生地がありましたし…」
「今でもあのドレスは好きだし、似合っていたと思います。『売名だ』なんて批判されましたが、あれはレッドカーペットでの装いですよ。注目を浴びるためのイベントですし、セレブとして大切な仕事の一環ですよ」
harper's bazaar celebrates "icons by carine roitfeld"
Gilbert Carrasquillo//Getty Images

これまでにも、「セクシーでいることは、自信を与えてくれる。自分の体がパワフルだって思えるから」と語ってきたエミリー。今後も、彼女らしさあふれる着こなしに注目したい。