映画『ミーン・ガールズ』で、リンジー・ローハン扮する主人公ケイディが恋に落ちるアーロン役を演じた、俳優のジョナサン・ベネット(40歳)。2020年には俳優ジェームズ・ヴォーン(38歳)と婚約を発表するも、セクシャリティを理由に式場探しが難航していることを告白し話題に。そんなジョナサンが、ついに結婚式を挙げたことを報告!

2017年に交際をスタートさせた、ジョナサンとジェームズ。2020年11月にジェームズがオリジナルソングと共にプロポーズをしてからは、メディアなどで「理想の結婚式」などについて語ってきた

ところが、婚約前からずっと夢見てきた憧れの式場が、「セクシャリティが道徳に反していること」を理由に挙式を拒否。<the knot>のインタビューに対し、ショックを受けたことを明かしながら、「LGBTQ+コミュニティの一員として祝福してもらえることの大切さ」を訴えたことも。

最終的に彼らが結婚式場として選んだのは、当初から彼らの結婚を祝福してくれたというメキシコの「ウニコ・ホテル・リビエラ・マヤ」。

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ここからは、3月19日(現地時間)に行った結婚式の様子を一部お届け。「自分たちだけのための結婚式ではなく、LGBTQ+コミュニティを勇気づけるようなものにしたい」と語っていた二人が挙式で取り入れたこととは…?

衣装はジェンダーニュートラルに

挙式の主要メンバーの装いについて、指定されたのは「色」だけ。どのような衣装を着るかはゲストたちの自由だったそう。

結果的に、ジョナサンとジェームズ、さらに近い友人などは全員タキシードを着て参加。そして、ゲストたちは亡きジョナサンの母が好きだった白いバラに合わせて、白の衣装で参加。

それぞれの個性を尊重し、ジェンダーニュートラルな式を目指したそう。

「ジェンダーニュートラルでありながら、全ての人がその人なりのセクシーさを感じられるようにしたかった。これは我々のコミュニティの新たな慣習のようなもの。ドレスを着たくなくて、タキシードが着たいのであれば是非そうしてほしい」

バージンロードは歩かない

ジョナサンとジェームズはバージンロードを歩かず、1人でビーチを歩き祭壇で相手の到着を待つという方法をとったそう。その時に流れたのは、ジェームズが作ったプロポーズソング。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Our Song
Our Song thumnail
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オリジナルの指輪デザイン

さらに、結婚指輪には婚約指輪を使用。というのも、「男性同士の婚約の指輪ってどうすれば?」と考えた結果、思いついたのは指輪の片面にのみダイヤモンドが埋め込められているものだったそう。

婚約中はダイヤモンドが外側を向くように着け、正式に結婚してからは反対に着けるためのデザインなんだとか。

「婚約中はダイヤをみんなに見せるように着けるんです。そして、結婚したら指輪を反対に着ける。そうすれば、自分がその指輪を見たときにダイヤが見える。これは、相手と歩む人生の方がより輝いているということを象徴しているから」

挙式を終えたジェームズは、結婚式の伝統に縛られず新たな慣習のキッカケとなることの大切さについての切実な想いを告白。

「まだまだ、“結婚”においては、LGBTQ+コミュニティと噛み合っていない部分も少なくありません。(中略)結婚式を計画している中で、今回の結婚式は僕たちのためだけでなく、コミュニティ全体のためのものにしたいと思っていました」