アカデミー賞を2度受賞、その魅力で世界的に知られる俳優のブラッド・ピット（57）が、エミー賞を受賞したプロデューサー、ダミアン・クインタードとのコラボレーションにより、音楽に関わる新たなビジネスを開始。
ブラッドは所有する南仏プロヴァンス地方のコレンにある「シャトー・ミラヴァル」の敷地内にある伝説的なスタジオを改装し、運営を再開する予定とのこと。ワインの醸造でも有名なシャトー・ミラヴァルは、ブラッドが元妻アンジェリーナ・ジョリーと、2012年に共同で購入したもの。
『ハリウッド・リポーター（THR）』誌によると、「ミラヴァル・スタジオ」は、スティングやピンク・フロイドなどの人気ミュージシャンたちが使用したこともあり、1979年にグラミー賞を受賞したピンク・フロイドのアルバム『ザ・ウォール』は、ここでレコーディングされたという。
初めて会ったときからブラッドとは気が合ったというダミアンは、共同でこのスタジオを再建する計画について、THR誌に対して次のように語っています。
「フランス人であり、音楽を愛する者として、超興奮したよ。ミラヴァルは聖杯（ぜひ使ってみたいスタジオ） の1つだからね。足を運んで、設計をしてきたよ」
さらにダミアンは、「ブラッドが感情やシンプリシティについて、鋭い感覚を持っていることがわかった」とも語っています。
ブラッドが2014年、6人の子どもたちを従えてアンジェリーナと挙式したのは、敷地内にある13世紀に建てられたチャペル。シャトー・ミラヴァルはブラッドにとって、非常に大切な場所だと考えられます。
シャトーの以前のオーナーだったピアニストのジャック・ルーシェが1977年に完成させたスタジオは、2022年夏に運営を再会する予定。
新しいスタジオには、ブラッドとダミアンが自ら設計し、それぞれのデスクが置かれた部屋のほか、レコーディングブースや音声・映像の編集用のワークステーションがつくられ、楽器やシンセサイザーなども準備されます。
また、スタジオ内には、どの年代のアーティストたちにも愛されると思われる貴重な機器が、数多く残されることになるそう。
さらに、それだけではありません。スタジオに隣接する建物は、ミュージシャンやゲストたちが滞在できる施設になるとのこと。THR誌によれば、シェフも常駐することになるという。
ダミアンはこのスタジオについて、「ミラヴァルに関するブラッドのビジョンと、シンプルで美しいものを作りたいという僕たちが共通して持つ情熱が、他に類を見ないものを生み出したと思う」と説明。
「あらゆるタイプのミュージシャンたちが、僕たちが作ったものの一部に加わってくれることを、とても楽しみにしているよ」とコメント。
※この翻訳は抄訳です。
Translation：Hearst Contents Hub
