世界的ラッパーとして知られているだけでなく、3人の子どもを持つ父親でもあるエミネム。そんなエミネムの末っ子が、ノンバイナリーとカミングアウトをしたことが話題に。

8月6日(現地時間)、エミネムの末っ子であるホイットニー(19歳)が、新しく名前をスティーヴィーに変えたこと、ノンバイナリーであることをTikTokを通してカミングアウト。

イギリスのLGBTQ+の権利団体『Stonewall UK』によると、「ノンバイナリー」とは、ジェンダー・アイデンティティが明確に「男性」でも「女性」でもない人たちのこと。

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スティーヴィーは、ここ数年の自分の写真を集めた動画を投稿。「私が自分を心地よく感じられるようになっていく姿を見て」というコメントから動画は始まり、時を追うごとに、名前と代名詞も変化。

「ホイットニー、She/her(彼女)」から「ホイットニー、they(ジェンダーニュートラルな代名詞)/She(彼女)」へ、そして「スティーヴィー、they/she」。今では「スティーヴィー、all(全て)」に変わったことを記載。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

この動画はすでに14万9,000回以上(8月26日時点)に視聴され、多くの人からのポジティブなコメントが!

「私も数週間前にノンバイナリーとカミングアウトしたばかり。本当におめでとう」というコメントには、スティーヴィーも「ありがとう。あなたもよかったね!」と返信。

エミネムと破局・復縁を繰り返していた元妻キンバリー・スコットが、エミネムとの破局中に別の男性との間で授かった子どもである、スティーヴィー。

2005年、エミネムが正式に養子として迎えたとのことだけれど、スティーヴィーは過去にTikTok動画(現在は削除)で、「養子であることは最近まで知らず、エミネムを実の父親であると信じて育ってきた」とコメント。

他にも2人の子どもがいるエミネム。元妻キンバリーとの間の娘、ヘイリー・ジェイドは、メディアでも度々取り上げられ、エミネムの歌詞にも登場。ヘイリーは現在は222万人以上(8月26日時点)のフォロワーを抱える、人気インフルエンサーに。

また、もう一人の子どものアレイナは、キンバリーの姪で養子として家族になったそう。アレイナもSNSをアクティブに使用していて、ボディポジティブな投稿をしたり、ブッククラブの運営をしたりと幅広く活動中。

以前『Rolling Stone』でのインタビューでエミネムは、「自分を完璧な父親だとは思わないけど、最も大事なのは子どもが必要なときにそばにいること、正しい道を教えてあげることだと思う」と子育てへの想いを明かしたことも。

今回のスティーヴィーのカミングアウトに対して、エミネムからのコメントは公にはなっていないけれど、スティーヴィーの決断を心から応援しているはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: Haruka Thiel

COSMOPOLITAN UK