ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏を父に持ち、ロバート・ケネディの娘として知られるケリー・ケネディを母に持つ、ミカエラ・ケネディ=クオモ(23歳)。

昨年アメリカの名門大学を卒業したばかりの彼女は、6月のプライド月間に合わせて、クィアであることをカミングアウトしたばかり。本記事では、“政界のサラブレッド”として、現地で注目度が高まっているミカエラの人物像を紐解きます。

ケネディ大統領と繋がりが!気になる家族構成は?

現ニューヨーク州知事を務めるクオモ氏と、彼の元妻であり、著名な人権活動家や作家として知られる、ケリー・ケネディの間に生まれたミカエラ。実は彼女の上にはマライアとカーラという双子の姉がおり、その美人姉妹っぷりは度々話題に。

そして、母方の祖父には上院議員のロバート・F・ケネディが、大叔父にはジョン・F・ケネディ大統領がいるという、まさに政治家一族。

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プライド月間にデミセクシャルを宣言!

今年のプライド月間中にInstagramを更新したミカエラは、レインボーフラッグを背景にしたセルフィーとともに自身がセクシュアルマイノリティを意味する「クィア」であることを告白。

そして先日、Instagram上で行われたアクティビストであるドナテロ・トラムト氏との対談で、その中でも、半生愛者「デミセクシャル」であることを公言したばかり。

同対談で明かしたのは、「強い信頼関係がある、ごく一部の人に性的欲求を抱く性的指向」などと定義されるデミセクシャルとして自認するまでの経緯。

「小学生の頃は、自分がレズビアンではないかと思っていました。中学生の頃には、家族や親しい友人に、バイセクシャルであるとカミングアウトしていました。そして高校生のときにパンセクシャルを知り、これこそが自分に当てはまると思いました。ようやく最近になって、デミセクシャルについて詳しく知り、このアイデンティティこそが一番自分にしっくりとくると信じるようになりました」

学生時代からアクティビストとして活動

政界のサラブレットであるミカエラは、アメリカの名門ブラウン大学に進学し、教育学と人間発達科学を専攻。大学在籍中には<Brown Political Review>にカルチャー・ライターとして寄稿するなどして、その文才も発揮。

さらには、キャンパス内での性暴力撲滅を呼びかける「It's On Us」キャンペーンにも率先して参加。学内で「It's On Us」のリーダーの1人として活動していたミカエラは、当時バイデン副大統領と対談するなどして、 学生たちの意識改革にも努めたんだそう。

実はブラウン大学に入学する前となる2015年から、性暴力に反対するTシャツを製作・販売するなどして、政治的活動に足を踏み入れたミカエラ。その際に得た収入は、人権団体「Robert F. Kennedy Center for Justice and Human Rights」に全額寄付したとのこと。

Z世代のオピニオンリーダーに

Twitterでは政治への率直な意見を投稿し、Instagramではカラフルな写真とともにLGBTQ+コミュニティにまつわる啓蒙や情報発信を行ってきたミカエラ。

また、クオモ州知事が新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるために最前線に立っていた際には、父をサポートするためにニューヨーカーへ向けて共同でメッセージを発信したことも。SNSを積極的に活用する姿は、まさに次世代のオピニオンリーダー。

大学を卒業したばかりのミカエラがこれからどんな形で政界で頭角を表していくのか、注目したい。