数々の雑誌の表紙を飾り、「ヴィクトリアズ・シークレット」のランウェイを歩くなど、多くのファッションブランドの顔となってきたスーパーモデルのイリーナ・シェイク(34歳)。そんな彼女が新たに明かしたのは、「自分は男の子のはず」と強く感じていたという幼少期。

過去のインタビューでも、「自分のことを可愛いと思ったことがなかった。14歳の頃は、『男の子になれるなら、なんだってやる』とも考えていたわ。自分に自信がなかったし、誰も私のことを魅力的だと感じないとも信じていたの」と話していたイリーナ。彼女がその詳細について話したのは、先日公開されたばかりのイギリス版ヴォーグによるインタビュー内でのこと。

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14歳の時に父親を肺炎で亡くしているイリーナ。母親が複数の仕事を掛け持ちして、娘たちを育てあげたんだそう。そんな家庭環境で育ったイリーナは、14歳にして父親の代わりになろうと考えていたという。

「私はいつも、間違ったカラダに生まれてきたと感じていました。なぜだか分からないけれど『自分は男の子のはず』と思ってたの。もしかすると、父親がずっと男の子を欲しがっていたからかもしれない」

「父が亡くなったとき、こう思ったんです。『私は男の子なんだから、私が家族の面倒を見る番がきた』ってね。それに結婚も絶対にしたくなかったわ」

子ども時代に抱いていた、ジェンダーに対する複雑な想いを明かしたイリーナ。「未だにあの感情は忘れられない」としつつも、俳優ブラッドリー・クーパーとの交際や娘の出産などを経て、「もう昔のような自分ではなくなったし、今は女性として生きることを楽しんでいる」とも話している。