現在活動休止中である『ワン・ダイレクション』のメンバー、ルイ・トムリンソン(27歳)。2016年12月に母を亡くし、今年3月には妹も他界。最愛の人を短期間で二人も失ったルイが、妹の死から約半年が経った今、次々と起こった家族の不幸について振り返った。

2016年12月、最愛の母ジョアンナ(当時43歳)が白血病で逝去し、その3日後に彼女へ捧ぐパフォーマンスを披露したルイ。2019年3月には、「二人分の人生を生きる」という母への想いを歌った楽曲「トゥー・オブ・アス」を発表したが、それからわずか数日後に妹フェリシティ(当時18歳)が薬物の過剰摂取でこの世を去ってしまった。フェリシティがドラッグに手を出してしまったのは、母親の死を受け入れることができなかったからとも言われている。そんな経験をしたルイだが、現在は前向きに生きていると<The Guardian>に語った。

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Dave J Hogan//Getty Images
2015年、ルイと母ジョアンナ
「バカっぽく聞こえるかもしれないけど、色々と暗い日々を乗り越えたことで、自分は強くなったと思う。あれ以上にダークな時期はないから。他の苦しみを軽くさせるとか、大したことじゃないと感じさせるという意味ではなくて、ただ物事をありのままに感じる、ということかな」
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「思い出すことは何度もある。でも、育った環境と母の影響なのか、何があってもポジティブに考えられてる。自分のことを哀れに思う暇なんてない。どん底を経験したからこそ、キャリアで躓いたり、辛い思いをしたとしても、家族を亡くしたときほど精神的に辛いことはない。不思議だけれど、あの暗い出来事を自分のパワーに変えることができた。それに、僕は強くなったよ」

さらに最後には、「かわいそうだと思われたくない。だって自分のことをそう思っていないから。どういうわけか、家族の死が“燃料”になっているんだ」とコメント。また、ファンの愛やサポートを深く感じたとも語った。

悲しい経験を乗り越え、自身のパワーに変えたルイ。そんな彼の前向きな姿は、きっと多くの人に勇気を与えるはず。