11月11日(現地時間)、出身のハワイで『24K・マジック』ワールドツアー、3日間の公演を終えた人気シンガーのブルーノ・マーズ(33歳)。地元への凱旋ステージとなった今回、ハワイの住民にとって嬉しいアナウンスが。

abcNEWS>によるとブルーノは、アメリカで家族で過ごすための日とされる祝日「感謝祭」にて、支援を必要とする人々に、2万4,000食を無料で提供するという。これまで社会福祉活動団体「サルベーションアーミー(救世軍)」のハワイ&太平洋諸島支部が、毎年感謝祭のディナーで助けをする人々をサポートするため、ボランティアが集まり約2,000食を無料で振る舞ってきたが今年の第48回感謝祭ディナーではブルーノの寄付で、より多くの人々が温かい食事を楽しめることになる。また、この2万4,000食という数は、2016年に発売されたアルバム『24K・マジック』にちなんだもの。

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ブルーノは、幼い頃から地元のワイキキビーチのディナークラブで、エルビス・プレスリーやマイケル・ジャクソンをマネてステージに立ち、“リトル・エルビス”と称されるほどの活躍をしていたが、12歳で両親が離婚すると生活は一変。離婚後、父が仕事を失うと、ビルの屋上や車の中などに寝泊まりする苦しい生活をしていたことがあったのだそう。そんなときでも、家族で慰め合いながら時間を過ごしたという。その後、17歳でロサンゼルスに移ると、その美声で数々のヒット曲を生み出し、人気シンガーとして不動の地位を得るまでに。 このような彼の幼い頃の厳しい経験や家族への思いが、今回の寄付につながったはず。

サルベーションアーミー(救世軍)は声明で、「ブルーノ・マーズは、ハワイの人々がどのように一歩前に踏み出して、他の人の世話をするのか見せてくれた輝かしい事例です。彼のアロハ&コクア(愛とサポート)に感謝します」と発表。多くの人が食事を楽しめることへの感謝を伝えている。