マイケル・ジャクソンの妹で、歌手として活躍するジャネット・ジャクソン(55歳)。先日自身のドキュメンタリーが公開された彼女は、子どもの頃からボディイメージに悩まされてきたことを明かした。

1月28日~29日(現地時間)に2夜にわたって公開された、ジャネットのドキュメンタリー作品『Janet(原題)』。そこで彼女は、子どもの頃に兄のマイケルから酷いあだ名で呼ばれていたことが、自分の体型や体重に対して大きな影響を与えてきたと語った。

「マイクは私をからかって、酷いあだ名で呼んできたことがあります。『豚、馬、イノシシ、牛』とね」

幼い頃にマイケルからからかわれていたと明かしたジャネットだが、今では彼に悪意はなく、自身を傷つけるつもりはなかったと理解しているという。

「彼に悪意はありませんでした。兄妹同士でからかうことはよくあるので。当時は、ただ楽しくて面白いことだと思っていたのでしょう。でも『太りすぎ』と言われると、そこに愛があったとしても言われた本人は傷つきます」
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そこから、年月が経つにつれて体が変化し始めたことから、ボディイメージの問題がより大きくなっていったというジャネット。スポットライトを浴びることは助けにならず、シットコムドラマ『Good Times(原題)』のペニー役として番組に参加していた頃は、特に問題が悪化してしまったんだとか。

「『Good Times(原題)』に出演したことがきっかけで、自分自身を見る目が変わり、体重に対してより問題を抱えるようになりました。私は胸の発育が早かったので、押さえつけて平らに見えるようにしていたんです」

またジャネットは、体重の変化や人目を気にすることで生活が辛くなり、結果的に長い間体重の増減と闘い続けることに。

「私は感情によって食欲が左右されるので、ストレスを抱えていたり何かがあったりしたときは、食べることで自分を慰めて落ち着かせています」

さらに、「優雅に年を重ねていきたい」と話した最近の<Allure>のインタビューでは、何年間も肌を隠すファッションを選んできたと語った。

「10代前半から、常にパンツやスーツを選んでいました。黒が大好きで肌を露出したくなかったので、体型をカバーすることが快適だと感じていたんです」

けれど、1993年に発売したアルバム『Janet』のジャケットで披露したトップレス姿がきっかけで、自分自身の体を受け入れられるようになったという。

「トップレスになることは、かなりハードルが高かったです。でも、挑戦してよかった。私にとっては、これが自分自身の体を受け入れ、愛せるようになるための方法だったから」

さらに「肌の色やサイズに関係なく、ありのままの自分を愛している女性たちに拍手を送りたい」ともコメント。

「昔は常に痩せていて、ある特定のスタイルでいなければなりませんでした。けれど今では、あらゆる肌の色やサイズが受け入れられ、誰もが美しい存在であると広まっています。私はこの考えが大好きです」

ボディイメージとの葛藤を乗り越え、今では自分を愛せるようになったというジャネット。“誰もが美しい存在”であるということは、しっかりと胸に秘めておきたいですね。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

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