「ニューヨーク・ファッション・ウィーク2016」が開幕。世界中のファッショニスタがニューヨークに集うこの大舞台で、カニエ・ウェストがやらかしちゃった!?
カニエが手がけるアパレルブランド「Yeezy」は、マンハッタンはルーズベルト島の一角で"シーズン４"を発表するコレクションを開催。開催前から、オーディションへの参加条件が「マルチレイシャル（複数の人種の血を引く）の女性のみ」だったことで物議を醸していたが、いざショーが開催されると、そのトラブルの多さで話題を呼んでしまう結果に…。
ショー開始が大幅に遅れ、ゲストもモデルも待ちぼうけ
屋外で行われた「Yeezy」のショー。芝生にモデルたちを配置した演出が目を引いたが、モデルたちには水も与えられず、開始前からずっと立ちっぱなしだった模様。さらに開始が大幅に遅れたため、中には熱中症で倒れてしまうモデルも。耐えられなくなったモデルが徐々に座りこみはじめ、しまいにはこんな状態に…。
「これがショーなの？ モデルが1人1人倒れていくのを見るの？」
モデルたちにはその後、無事に水が配られたみたい。
ヒールがグラグラで、モデルがうまく歩けない!?
険悪な雰囲気の中、やっとスタートを切ったファッションショー。しかし、今度は一部のモデルたちが、その歩きにくすぎるヒールに直面することに…。
猛暑の中、秋冬の装いでグラグラのピンヒールを履いて歩く。こんな絶望的な状況ってある!? 後ろを歩くモデルたちも気を遣って距離をとっているけど、困惑する心の声が聞こえてきそうだ。
何が起こっているのか僕には理解できないんだ…
とうとう、見かねたゲスト（大物ファッション・ディレクターのブルース・パスクとみられる）が、モデルをサポートし一緒に歩き出す始末。親切な彼の行動と、見事に歩き終えたモデルには会場から拍手が送られた。
しかし、ヒールに苦しんだのは彼女だけではなかったようで…。あるモデルは、あまりの歩きにくさに途中でシューズを脱ぐ事態に！
途中退場するメディアやゲストも…
トラブル続きで散々な結果を迎えようとしているショーに、早々に見切りをつける人も。招待を受けた雑誌のエディターや一部のゲストは途中退場したんだとか…。しかし中には、頑張っているモデルを応援するため最後まで見届けるという人も。
開催前から注目度が高かった「Yeezy」のショーだが、さすがの失態続きにSNSは大荒れ。辛辣なコメントの数々に、カニエ・ウェストの義妹カイリー・ジェンナーは黙っていられず…。
「何かが間違っていると思う…」というツイートに対して。カイリー：「何が？ 私は彼女を讃えたいわ。がっかりさせないために、最後までやり遂げたんだもの。精一杯頑張ったの。彼女は最高よ」
この惨事にさすがのカニエも落ち込んでいるはず…と思いきや、とっても嬉しそうだったと目撃者。義母であるクリスや義姉のコートニー、クロエの欠席には不満をこぼすも、アフターパーティでも終始笑顔で、ご機嫌だったそう。
また、当日参加したモデルのインタビューによると、実はカニエはとてもおおらかで、ファッションショー中も立っていなくていいと言われたとか。混乱のうちに幕を閉じたショーだけど、すべてを受け入れて楽しめるなんて、カニエもカーダシアン家もハートが強くて何より。
