周りからの何気ない一言で、幼少期からボディ・イメージ(自身の外見や体についてもつ気持ち)にネガティブな影響を与えることも。先日、9歳の娘を育てる母親は、診察をする前に“あるメモ”を病院側へと渡すことに。そのメモの内容をTikTokで公開すると、多くの称賛の声が寄せられた。

アメリカ・ノースカロライナ州在住で、9歳の娘をもつ母親のキャロライン・ハーディンさん。彼女は小児科医を訪ねる前に、「体重について話すときは『良い』『悪い』という主観的な言葉を使わないでほしい」とお願いするメモを医師宛に書いたことをTikTokでシェア。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
メモの全文:「我が子の体重やBMIについて話すときは、『良い』『悪い』といった主観的な言葉は使わないでください」

「私たちはこれまで、娘がボディ・ニュートラル(自分の外見や体型に対する感じ方をそのまま受け入れること)でボディ・ポジティブ(外見や体型に対するコンプレックスを肯定し、ありのままの自分を愛すること)な環境で過ごせるようにしてきました」

「できる限り長くそのように過ごすために、皆さんのご協力をお願いしたいです。何か気になることがある場合は、診察室の外で気軽に声をかけてください。ありがとう! 」

同動画には、2023年11月10日時点で9,200以上の「いいね!」がつき、約150件のコメントが寄せられている。

  • 「もっと早く子どもたちに同じようにしてあげられたらよかった。コンプレックスがあるため、彼らは健康診断を毎年怖がっている」
  • 「子ども時代に小児科医に体重について言われて傷ついた一人。このようなことをしてくれて本当にありがとう」
  • 「私は小児科で看護師をしているけど、親がこのようなことをしてくれたらうれしい。自分の子どもを守るのは、とても大切なことだからね」

キャロラインさんは同動画にコメントを残しており、そこにはこのように綴っている。

「このメモを受け取ってくれた看護師の第一印象は、とても素晴らしいものでした。彼女は時間をかけてメモを読み、大きく親指を立てて『ありがとう』と言ってくれました。去年、予約の際に医師に正直に話したのですが、あまりうまくいかなかったんです」

また、多くの称賛の声が寄せられたキャロラインさんは、<TODAY>に対して「私たちは外見よりも、自分の体が“できること”に重きを置いています」とコメント。彼女の投稿は、きっと多くの人が見た目や体型に関することについて、あらためて考えるきっかけになったはず。