大人気Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス』に出演している、俳優のマヤ・ホーク(23歳)。先日あるトーク番組に出演したマヤは、「ロー対ウェイド裁判」を覆した最高裁判所の判決について語り、「母が10代の頃に中絶していなければ自分は存在しなかった」とコメントしました。

俳優のイーサン・ホークとユマ・サーマンの間に生まれたマヤ。母ユマは、2021年に『ワシントン・ポスト』誌に寄稿したエッセイの中で、10代の頃の中絶について告白

そして先日ジミー・ファロンがホストを務めるトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演したマヤは、番組当日に母に電話し、アメリカで起こっている「中絶の権利」について本音で話し合ったと明かしました。

「もし母が中絶していなければ、きっと今のような母の姿はなかったと思いますし、私も存在しなかったはず。もし母が安全で合法的な医療、つまり通常の医療にアクセスできていなかったら、両親の人生も狂わされてしまったと思います」

またマヤは、最高裁判所が女性が人工妊娠中絶を選ぶ憲法上の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を約半世紀ぶりに覆したことについても、このように語りました。

「この判決によって、多くの人々が夢を諦めなければならない。それだけでなく命を落としてしまい、危険な状態に晒されるのです」
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そう強く訴えたマヤの母ユマは、エッセイの中でこのように綴っています。

「中絶した当時も苦しかったですし、今でも心を痛めています。けれど中絶したことは、私がこれまで経験した喜びと愛に満ちた人生を送るための道だったのです。子どもを産まないという選択をしたことで、私は成長し、自分自身が望んでいた、そして必要としていた母親になれました」

そして「ロー対ウェイド判決」について、マヤは最後にこのように語りました。

「ただ『最高裁判所は最悪』って言いたかったんです。けれど私たちは『中絶の権利』のために戦い続け、祖母たちの世代が成し遂げたように勝利するつもりです」

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

COSMOPOLITAN UK