大好きな人が出てきて目覚めたくないほど最高な夢から、汗びっしょりで飛び起きるような悪夢まで、睡眠中に見る夢にはメッセージが隠されていることがあるそう。夢があなたになにを伝えようとしているのか-- それを知るためのに役立つのが「夢日記」です。

そこで本記事では、夢日記が現実世界で役に立つかもしれない理由と、誰にでもできる夢日記のつけ方を<コスモポリタン アメリカ版>から紹介します。

夢日記とは?

「夢を日記に記録することは、夢の内容をよく考えて解釈し、現実の世界に活かすプロセスです」と説明するのは、占星術師のイマニ・クインさん。

「夢は隠されたメッセージのようなもの。現実生活のさまざまな部分を開くカギとなる重要な情報を含んでいるんです」

夢日記をつけると何が良いの?

夢は、潜在意識に繋がっているもの。それゆえに、人によっては夢日記をつけることで癒されたり、現実世界で起きている問題や不安を整理することに役立つことがあります。

「夢に向き合うことは、恋愛や仕事など自分が現実生活の中で経験している難しい局面について考えたり、解像度をあげるチャンスです。夢で起きたことだけではなく、夢の中での感情についても書き記すことが自分を見つめなおすきっかけになるはず」

クインさんによれば、夢日記は継続することが重要とのこと。「最初は曖昧にしか夢を覚えていないかもしれませんが、慣れてくると少しずつ探れる領域が拡がっていく」と言います。

dreaming and sleeping concept
OsakaWayne Studios//Getty Images

夢日記のつけ方

起きたらすぐに夢を書きとめる

寝るときには、ベッドの近くに夢日記を置いておきましょう。 起きたらすぐに、見た夢をできるだけ詳しく(特に情景や、感情など)書くこと。時間が経てば経つほど、夢の大事な部分を忘れてしまいがちです。

「目覚めたばかりの人は、自我や意識が曖昧になっている状態です。そのため、意識に邪魔されずに直感的なメッセージを受け取りやすいのです」と、クインさん。

「また、少し時間を置いてから、その夢からどんなメッセージを読み取ればいいのか深く考察してみるのもおすすめです」

夢が何を象徴しているか考える

夢日記を書くときには、その夢に出てきたシンボルや象徴について書き出すことも重要です。たとえば、夢に出てきた動物や場所、あなたや登場人物の行動など。そこから夢占いを調べてみて、どんなメッセージがあるのかを考えてみましょう。

夢の意味をまとめる

夢について書き出したら、「あなたの直感で良いので、今の自分の状況とどう関係しているのかまとめてみましょう」と、クインさんは提案。

「その夢から湧いてきた考えや気持ち、思いあたったことに注意しながら、ストーリーをつくるように要素をつなげてみましょう。直感力は誰もが持っているもの。それを活かすカギは、“考えすぎないこと”です」

気づきを活かして行動に移す

気づきを得られたら、改善できることについては動き出してみましょう。

「そのためにも、夢日記に実生活にどう活かせるかまで書いておくと良いでしょう。たとえば夢のメッセージが『自他の境界線をきちんと引いて自分を大切にしよう』ということなら、これまで断りづらかったことにノーと言ってみるなど、境界線を引くことが第一歩になるはずです」

人は、どんな経験からも学び、成長できるもの。向き合い方を変えれば、夢もすばらしいツールの一つだと言えそうです。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Sasaki Noriko (Office Miyazaki Inc.)
COSMOPOLITAN US