イマジネーションを駆使し、さまざまな作品を世に送り出すアーティストたち。

そのインスピレーションの源は人によって異なりますが、ブラジルのリオデジャネイロを拠点に、建築家および都市プランナーとして活躍しているフェリペ・デ・カストロさん(33歳)は、日常生活で目にする小物や食べ物から着想を得ているそう。

彼が描く建築物のスケッチが面白いと、SNSで注目を集めています。

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プリンター
USBメモリ

boredpanda>によると、フェリペさんは子供の頃から想像力が豊かで、何かを目にするたびに「これがもっと大きかったら? その下を人々が歩いていたら?」と考えていたそう。

アイロン
ハムとベーコン

彼の脳内にはいつも鮮明なイメージが出来上がっていましたが、それを紙に描き起こし始めたのは、ほんの数年前なのだとか。

「ある時、自分の机の上にあるペン立てを観察してみたんです。すると建築構造がイメージ出来たので、描いてみることにしました。物体のプロポーションをより大きなスケールにして、紙に落とし込んだのです。いわば創造のエクササイズみたいなものですね」と、フェリペさん。

ペン立て

以降、彼は目にしたものを次々と建築物として再解釈し、描いたスケッチをInstagramに投稿し始めました。

フェリペさんいわく、この作業で一番難しいのは、物体を巨大なスケールで想像し、中の構造まで考えながら描かなければならない点なのだとか。

「あくまでスケッチの練習や、頭のエクササイズとして行っている作業ですが、実際に建設する可能性を前提に描くようにしています。コンセプトだけを描いたものもありますが、ほとんどのスケッチは建設が可能です」とのこと。

腕時計
潰れた空き缶
ルービックキューブ

フェリペさんがスケッチを投稿し始めて以降、フォロワーは年々増え、今や6万5000人以上に。純粋にスケッチを見て楽しむだけでなく、教育目的でフォローしてくれている人も多いのだそうです。

「世界中の教師の方々がメッセージをくださって、『生徒と一緒にこのエクササイズを実践している』と言ってくれたんです。世界各地の学生たちの勉強の一助を担えていることに、とてもやりがいを感じています」

アーミーナイフ
ファイル

最近仕事で良いアイディアが浮かばないというあなた。フェリペさんのように、身の回りにある物でイマジネーションを働かせて、頭の柔軟体操をしてみてはいかがでしょう?