日本でも少しずつ社会のLGBTQ+への理解が進むなか、欧米では同性婚や同性カップルの養子縁組が増加中。親がカミングアウトすることもあり、家族の形も多様性にあふれる時代に。

そこで本記事では、コスモポリタン イギリス版からLGBTQ+の親のもとで育った5人の体験や親に対する思いをお届けします。

ただ一つの問題は、周りの偏見

私の両親は16年の結婚生活を送りましたが、父から母に対する家庭内暴力が絶えなく、離婚に至りました。母は離婚後に女性と結婚し、今は以前と比べものにならないくらいハッピーな生活を送っています。

二人の母に育てられたということに対して、私が違和感を感じることはありませんでした。それでも避けられなかったのが、周囲の人々からの偏見の眼差し。でも私にとってはかけがえのない家族で、他の家庭と引けをとらないくらい幸せに育てられたと自負しています。<投稿原文

二人の母が一番の理解者!

私の両親はレズビアンです。幼いころは不思議に思ったこともあったけれど、歳を重ねて自分がバイセクシュアルだと自覚したとき、「(母たちは)ありのままの自分を受け止めてくれるはず」と、とても心強かったです。

二人の母は、私が自分のセクシュアル・アイデンティティを認識する上で大きな存在でしたし、今では私にとっての一番の“クィア仲間”! レズビアンでありながら子どもを育てると決めた二人を心から誇りに思うし、私にとって憧れの存在です。<投稿原文

Lesbian Family, Two Women and Cute Boy Standing Together, Happy Homosexual Family with Kid Vector Illustration
TopVectors//Getty Images

ありのままの姿を受け入れてくれた

私はゲイで、私の二人の母親はレズビアンです。幼いころは“男らしさ”を教えてくれる存在に憧れ、母親たちに対してもどかしさや気まずさを感じた時もありました。今思い返すと、彼女らはいつでもありのままの僕を愛してくれていたと思います。

子どもに対して“こうあるべき”を教えることが親の責任だと考える人は少なくありません。でも僕の母親は、私を変えようとしなかった。

私はクィアで、私の親もクィア。クィアであってもそうでなくても、いい親になるのに条件など無いのだと感じるようになりました。自分は素晴らしい親に恵まれたのだと、今は感謝しています。<投稿原文

最初は面倒だと思ったけど…

私は、父と母、姉の4人家族で育ちました。ある日、父がゲイであることをカミングアウトして、両親は離婚することに。その後、母方の家族と暮らすようになったものの、父とそのパートナーとも定期的に会うようにしていたんです。

幼いころは、プライドパレードやLGBTQ+ミーティングなど様々なイベントに連れて行こうとする父を煙たく感じたりもしたけれど、今ではいい思い出。父親としての役目は果たしてくれていたと思うし、父のパートナーのような存在が周りにいてくれたことにも感謝しています!<投稿原文

Non Traditional Male Homosexual Family Couple and Their Little Son, Two Men and Girl, Gay Parents with Kid Vector Illustration
TopVectors//Getty Images

ママもパパもカミングアウト!

私のママは12歳の時から自分が同性愛者だと自覚していたそう。でも、ママが育ったのは宗教の教えを重んじる厳格な家庭で、同性愛は罪だと信じられていたみたい。だからママは、家族から見放される恐怖から30代後半までカミングアウトができなかった、と教えてくれたの。

結局ママとパパは離婚に至って、私たち兄妹がママのセクシャリティを知ったのはその6カ月後。そして驚くべきは、ママがカミングアウトした3カ月後に、パパも同性愛者だと告白したこと。その後は両親ともに、それぞれ違う相手と再婚をして幸せに暮らし始めたの。

月日が経ち、ある時ママが性転換をする覚悟を決めたことを教えてくれた。ママがパパになって、今では私の家族にはパパが3人いるということ! 周りからしたら“ありえない”かもしれないけど、私にとってはこの家族のカタチしか考えられない…というくらい、両親とそのパートナーたちを愛してる。<投稿原文


子ども愛する想いに、ジェンダーやセクシャリティは関係ないはず。同性カップルやLGBTQ+の当事者たちが家族をつくることが祝福され、当たり前になる日が来ることを願って…♡

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。