ハリウッドでは自分自身がLGBTQ+に属していなくても、コミュニティの権利向上や社会でより受け入れられるようになるためにいろんな形でサポートをしているセレブが多くいる。そんなセレブたちの努力もあって、LGBTQ+の理解は年々深まり、取り巻く環境は確実に進歩! そんな愛とパワーに溢れるセレブたちをチェック。
レディ・ガガ
「Born This Way」であらゆる多様性を認め、自分を肯定することを歌ったレディ・ガガ。『Fab Magazine』でのインタビューでは「私はいつもゲイの友達がいたし、若い頃からゲイのコミュニティにも入っていた。私はファンを守って、世界をより良い場所にする義務を感じる」と語った。
また、2019年6月プライド・ライブ・ストーンウォール・デイ・コンサートではLGBTQ+コミュニティに向けて「真の愛とは、その人の身代わりになって銃弾を受けられること。そしてあなたたちのためなら、私は銃弾をいつでも受けることを、知ってるよね」と熱いスピーチをした。
テイラー・スウィフト
テイラー・スウィフトは何年も前からLGBTQ+のBIGサポーター! 2014年にリリースしたアルバム『1989』の一曲「Welcome to New York」では「あなたは誰のことを好きになってもいいの。男の子が男の子を。女の子が女の子を」という歌詞で、サポート。さらに2019年6月にリリースした「You Need to Calm Down」ではLGBTQ+コミュニティに対する偏見や、価値観が違うだけで批判をする人たちに対して「あなたたち落ち着いてよ、うるさすぎるわよ」と歌っている。
また、2020年1月7日(現地時間)には、GLAADメディア賞の最高賞のヴァンガード賞(LGBTQ̟+支援に大きな貢献を果たした人物を称えるもの)がテイラーに贈られることが発表された。
アン・ハサウェイ
アン・ハサウェイの家族は熱心なカトリックだったそう。彼女も昔は修道女を目指していたみたいだけれど、兄のマイケルがゲイだとカミングアウトしてから、家族で米国聖公会に改宗した。これについて、2011年5月には『British GQ』で「大好きな兄を偏見の目で見る組織をサポートする意味はあるかしら?」と語った。
マイリー・サイラス
マイリーはLGBTQ+へのサポートにとても積極的。代表的な活動として2014年に非営利団体『Happy Hippie Foundation』を作ったこと。この団体はホームレスの若者、LGBTQ+の若者、それ以外にも弱い立場の人たちの権利のために結集することをミッションとしたもの。2015年の夏には自身がパンクセクシャルだと告白し、過去に自身のセクシャリティの葛藤があったことも話した。そんな経験が、彼女の原動力になっているみたい!
ジェニファー・ロペス
2017年6月『Billboard』でのLGBTQ+コミュニティへのラブレター企画で、ジェニファー・ロペスはゲイであることをオープンにしていた叔母について語った。
「私がブロンクスにいたとき、叔母のミュラザが1番かっこいいと思っていたの。彼女はシティに住んでいて、女優志望だった。私は彼女のようになりたかった。ただ私が気づいていなかったのは、彼女がゲイであることの困難。当時の家族は夕食時に、人へ寛容になることや受け入れることを話し合ったりしていなかった。そのときの状況は今とは全く違ったもので、考えると心が痛むわ。テレビや映画でも、彼女を表す人はいなかった。彼女は独りぼっちだと思ってしまっていたの」「あなたの人種や性的指向は関係ないわ。愛は愛なの」と力強いメッセージを送った。
ジョージ・クルーニー
俳優ジョージ・クルーニーは、2019年ブルネイ投資庁と国王が所有する9つの高級ホテルに対してボイコットを呼びかけた。これはブルネイで同年4月に、「同性愛行為は石打ちにより死刑」という法案が通ったことによるもの。ジョージは「僕たちがこれら9つのホテルに泊まったり、ミーティングをしたり、食事をしたりするたびに、市民を死に追いやるような奴らにお金を渡していることになるんだ。僕たちは人権侵害をするような奴らを助けてしまうのか? 罪のない人々を殺害するのを援助してしまうのか?」と呼びかけた。こういった国際社会からの声により、現在は死刑適用の猶予期間を延長している。
エイミー・シューマー
女優でコメディアンのエイミー・シューマーは2017年4月に『PRIDESOURCE』で「LGBTQ+コミュニティをサポートしなかったことはない」と語った。「ゲイの友だちやそのコミュニティ、チェチェン共和国で起きていること(反同性愛者団体が同性愛者に暴行を加えた事件)、そして数年後かに何が起こるかわからないという不安のために、死ぬまで戦うわ。ゲイの友だちと一緒にね」と語った。
ダニエル・ラドクリフ
ダニエル・ラドクリフは2009年から自殺抑止やLGBTQ+コミュニティなど若者をサポートする団体『The Trevor Project』と一緒に活動している。2010年3月ラドクリフは「もし助けがなく、望みがないように感じても、いつも安全で頼れる場所があるよ」と語った。
クリス・エヴァンス
映画『アベンジャーズ』などで知られる俳優クリス・エヴァンスは2009年1月に『The Advocate』で「僕はゲイの弟スコットがいる。僕はゲイを支持するよ。いつも弟と彼のゲイの友達と遊んでるけれど、みんなすごく面白い。彼らは僕が知る限り1番面白い人たちだよ」とコメントした。
ドウェイン・ウェイド
元NBAプレイヤー、ドウェイン・ウェイドは、2019年11月の家族写真で、息子ザイオンがネイルをして、クロップド丈のトップスを着ていたことからSNSで批判をされた。それに対してドウェインは2019年12月『All the Smoke』で「批判をする人たちへ、自分のことを見つめ直しなよ。問題があるのは自分自身だと気付いて。問題があるのは君だ。子どものせいじゃない。『こうやって生まれたからこうするべきだ』と決めるのは君ではない。人生はそういうものじゃないんだよ」とコメント。
ピート・ウェンツ
ロックバンド、フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツは、カリフォルニア州で同性婚を禁止する法律が2008年に可決した後に「僕はゲイの結婚は、今までずっとそうだったように、市民の権利の問題だと思う。こんな不平等をアメリカで認めるわけにはいかないよ」と語った。
クリスティン・ベル
映画『アナと雪の女王』などで有名な女優クリスティン・ベルは非営利団体『FriendFactor』とパートナーシップを組んで、同性婚の合法化を支援した。クリスティンは2010年1月に婚約したけれど、2013年6月にカリフォルニア州で同性婚が再度認められるまで(2008年に同性婚は短期間だけ合法化されたが、改正案可決により、同性婚ができない状態が続いていた)結婚を延期。合法化された後の2013年10月に結婚した。
ベネディクト・カンバーバッチ
俳優ベネディクト・カンバーバッチは2014年10月『The Guardian』でのインタビューで「人々は今、信仰や性的指向によって、様々な国で首を切られたりしている。恐ろしいことだし、古臭すぎるよ、首切りだなんて! 彼らの考えを信じないと殺すなんて言われたら、僕は武器を持って対抗する。僕は戦うよ。死ぬまで戦う」とコメントした。