アメリカ・ネブラスカ州在住のマーヴィンさん(89歳)とルシールさん(81歳)は、今年で結婚60周年を迎える夫婦。そんな二人は、ダイヤモンド婚式を祝うべく、結婚記念日に合わせてフォトグラファーに撮影を依頼することに。その際に夫妻が着用したドレスとタキシードは、なんと60年前の結婚式当時のもの…!?

結婚60周年の記念に、フォトグラファーのケイティ・オートリーさんによる撮影を予約したルシールさんとマーヴィンさん。当初は、クリスマスカードなどに使えるようなシンプルな写真にしようと考えていたんだそう。

ところが、ふと60年にわたって大切に保管してきた結婚式当日に着たドレスのことがルシールさんの頭をよぎり、現在でも着用できることが発覚。さらに、夫マーヴィンさんも体型が大きく変わっていなかったことから当時のタキシードが着れることが判明し、二人で60年ぶりに結婚式当日の装いに身を包むことに。

二人の出会いは、1959年。同じ高校で教鞭を執っていた二人は恋に落ち、翌年1960年に結婚。そのドレスは、家庭科の講師だったルシールさん自らがレースを縫い合わせてつくったものなんだそう。

そんな思い出深い一着を60年ぶりに纏い、放牧場での記念撮影に挑んだ二人。撮影したフォトグラファーのケイティさんが、仕上がりの写真と共にそのエピソードをSNSで公開したところ、現地メディアを中心に話題を呼ぶことに。

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「この二人は、素晴らしい愛のお手本です。結婚60周年を祝うためにマーヴィンとルシールと一緒に仕事をできたことに、とても嬉しく思っています。今までの撮影の中で最も愛着の湧いた仕事の一つだったかもしれません。この二人は、オリジナルのウェディングドレスを着て撮影に臨んでくれました(ドレスはルシールのお手製なんですよ)。二人に円満な結婚生活を長続きさせる秘訣を聞いてみると、次のようなアドバイスをもらいました。
①一生懸命働く
②お互いに思いやりを持つ
③話す前に考える
④自分の弱点を克服するために、お互いの強みを頼りにする
⑤信念を貫く

二人が出会った当時20歳だったルシールさんは、退役軍人で唯一の独身教師であった7歳年上のマーヴィンさんと、高校の試合観戦の際に初めてのデートをしたんだそう。二人の関係は、生徒たちの間でもウワサされていたのだとか。

今となっては3人の子どもに6人の孫、そして4人のひ孫に恵まれているという二人は、結婚記念日には家族と夕食を共にしてお祝いしたとのこと。

また、<Yahoo Life>の取材に答えたルシールさんは、「結婚」についてこんな風に語っています。

「結婚とは、永遠に続くものだと理解しなくてはなりません。私たちのどちらも離婚を考えたことはありませんでした。お互いに怒ったとしても、それは一瞬のことだったのです。これは、永久的な生涯に渡る誓約なんです。死が2人を分かつまで」