「誰でもやっているちょっとしたことが、カップルの関係に深刻な影響を及ぼすんです」と語るのは、アメリカの恋愛専門セラピスト、キャリー・コールさん。でもそれを知って改善することで、破局を避けられることもあるのだとか。

コスモポリタン イギリス版が話を聞いた中から、「カップルを破局させる悪いクセ」をリストアップ。これらの行動、思い当たる人も多いのでは?

1.カゲで彼の悪口を言う

プラス、それに同調する友だちに囲まれていること。「私の彼ってこんなに最低なの」「私の夫はもっとひどいわよ!」などなど、パートナーの悪口に同調し、自分のパートナーの悪口を言い続ける友だちに囲まれている人は、自分の相手とも上手くいかなくなりがちなんだとか。相手をもっと尊重してあげることが大事です。

2.彼が苦手な部分をいつまでも不満に思いつづける

友だちの旦那は、ドアを開けてくれたり家事を手伝ったり、とても優しいのに自分の夫は…なんて思ったりしてませんか? 「これは本当に2人の関係を破綻させますよ」とコールさん。でも「隣の芝生」のセオリー通り、他人の恋人はいつも良く見えるもの。完璧な人など存在しないので、相手を自分の思い通りに変えようと考えるのはやめましょう。

3.相手に全く合わせようとしない

「男性は、一般的に自分と違った相手に合わせるのが苦手」というのが多くの専門家の見解だそう。とはいえ、全く相手に合わせようとしない、というのは考えもの。ある調査によれば、男性が"全く相手に合わせようとしない"夫婦の場合、81%もの割合で関係が破綻しているのだとか。男性の方が相手に合わせるのに苦労している、というのを念頭に置いた上で、かつ男女双方が忍耐強く歩み寄るのが、いい関係を保つコツのようです。

4.いつも彼に対して戦闘態勢

普通の会話をしていたのに、突然怒り出す、議論を始める…これは実は女性の方が多いのだそう。そうなると男性は引いてしまい、まともな会話が成り立たなくなります。自分がパートナーに対して怒鳴ったり、きつい物言いになっていると思ったら、とにかく一歩引いてみましょう。もちろん「言うは易し行うは難し」ですが、相手が気持ちを閉ざしてしまっているときに何を言っても無駄なのですから。

5.喧嘩を止めるタイミングがわからなくなる

喧嘩をしたときは、「一旦時間をおいて、落ち着いてから思いやりの態度を示すのが一番」というコールさん。そうしないと、わめき散らして何も解決しないのがオチなんだとか。怒りに任せて思ってもいないことまで言ってしまうよりは、一旦休んで、後から解決に向かう理性的な話し合いをする方がよっぽど生産的なのです。

6.いつもいい顔ばかり見せる

例えば、「姑が1週間うちに泊まりに来る」と、夫が相談もなしにいきなり言い出したら…一生懸命怒っていないフリをするかもしれませんが、実はこれは逆効果。これが続いてパターン化されると、相手に正直になれなくなってしまうそうです。相手が自分を理解するきっかけをつくらずに、ストレスと距離感だけを増大させていくと、2人の関係はやはり破綻してしまいます。

7.全くケンカをしなくなる

全てについて共感できる相手などいない、だから夫婦の問題について話さず、当たり障りのない会話を続ける…でもこれを続けていれば、いずれ夫婦の関係は死んだようなものになっていくそうです。わざわざ相手にケンカをふっかける必要はありませんが、心の奥底で恨みや不満を溜め込まないようにしましょう。

8.問題を先送りにしてばかりいる

夫婦やカップルの問題について話し合うことは、決して楽しいことではありません。ですがコールさんいわく、カップルに最初の問題が起きてから、危機感を覚えてついにセラピーに足を運ぶまでには、平均して約6年かかっており、その頃には悪い習慣が日常化してしまっていて、修復が困難になっているケースが多いのだとか。だからと言って、夫婦の関係が修復不可能だというわけではないようですが、問題解決を先送りにすればするほど、関係の修復にかかる時間が長くなるということもお忘れなく。

※この翻訳は抄訳です

翻訳:山下英子

COSMOPOLITAN UK