頭では「元カレのことは綺麗さっぱり吹っ切れた」と思っていても、心のどこかでまだ彼のことを忘れられないでいる、ということはありませんか?

そんな女性たちの特徴について、臨床心理士のジョージア・ヘンダーソンさんが、「未練のサイン」を教えてくれました。当てはまったら元カレに未練がある可能性が高いかも? そんな未練を断ち切るアドバイスも合わせて、コスモポリタン イギリス版よりご紹介します。

1. 彼の注意を引こうとする

元カレがいるであろう場所に偶然を装って出向いたり、(彼に見せつけたくて)SNSにやたらと自分の写真を投稿したり。これは、少しでも元カレと繋がりたい気持ちがそうさせてしまうのだそう。元カレへの気持ちに囚われて、自分自身のことに気持ちを向けることができていない証拠なのだとか。

2. 悲劇のヒロインを演じる

友達に自分の元カレと話さないように強要するなど、過去のことに執着して周りに大袈裟に話すようになったら要注意、とのこと。

3. いつまでも別れた理由にこだわる

「なんか合わない」というのは恋人が別れる際にありがちなこと。「別れの原因は、必ずしも誰かに責任があるわけでも、論理的な理由があるわけでもないのです。元カレに別れた明確な理由を求めるのはストレスがたまり、傷つくだけです」とジョージアさん。

4. 元カレのSNSを常にチェックしてしまう

SNSで元カレの状況や、最近の写真などを頻繁にチェックしてしまうのは未練のサイン。心をかき乱されないためにも、アンフォローしたり、友達から削除したりして、SNSの繋がりを絶つべきとのこと。

5. 酔った勢いで連絡してしまう

お酒を飲んだときにやってしまいがちな、「勢いで連絡をする」「留守番電話の声を聞くためだけに電話をかける」「何度もメールしてしまう」といった行動も、過去の恋愛を引きずりがちな人の特徴なのだとか。

6. 何かにつけて、元カレと比較する

「他の人と元カレを比べる行為には、絶望しかありません」とジョージアさん。過去を消化できずに、今と過去を天秤にかけてマイナスな方向へ意識を向けてしまうのは、ただの現実逃避でしかないそう。

未練から、次の恋に進めない時はどうする?

ジョージアさんは心理学の観点から見て、自分の感情を肯定することから始めるのが大切だと説明。失恋すれば悲しかったり、悔しかったりするのが当然。そんな当たり前の感情を無理矢理抑え込むのではなく、まずは悲しい気持ちであることを認めて、しっかり受け止めてから自分と向き合うことで前を向けるそう。

また、無理に忘れようとするのは逆効果。忘れようと思えば思うほど忘れられず、相手への気持ちが断ち切れないものなのだとか。生活の中に浸透していた“当たり前の存在”がいなくなった後、喪失感を感じるのは当然のこと。心の穴を埋めることは容易ではないはずだし、焦って記憶を消そうとすると、結果的にいつまでも忘れられなくなる可能性も。

そこで、例えばSNSで元カレが好きそうな面白いネタを見つけた時に、彼のことを思い出して落ち込むのではなく、代わりに友達に送ってみては? 思い浮かべてみたら、きっとあなたの周りに、あなたのよき理解者となる人がいるはず。少し恋愛を休んで自分を見つめ直し、友人関係を充実させる時間を設けるのもいいかもしれません。

さらに一番効果的なのは、「思い出を書き換えること」だとジョージアさん。元カレとの過去の思い出に浸るのではなく、元カレ抜きの思い出に焦点を当ててみましょう。例えば一緒に行った旅行の思い出では、興味を持ったことや美味しかった食事など、彼以外にも楽しかったことがあったはず。

最後に、「よく考えてみましょう。その元カレへの気持ちが本当に恋愛感情なのか、見極めることは何よりも大事なことです」とジョージアさんは語ります。同時に彼女は、失恋の痛みから、幸せだった過去に囚われて執着しているだけの可能性についても指摘。その恋を忘れられない本当の理由は何なのか? そこに依存心や執着心はないのか?と自問自答してみましょう。半年経ってもどうしても気持ちの整理がつかなければ、カウンセラーに相談するのもいいかもしれません。前を見て、新しい目標を立てましょう。

※この翻訳は抄訳です。
Translation:Maiko Izumina
COSMOPOLITAN UK