7月13日、韓国出身のラッパー・Aquinas(カン・ミンス)が自身のInstagramを更新。バイセクシャルであることをカミングアウトした。
Aquinasは、2019年に韓国の有名ラップバトル番組『SHOW ME THE MONEY』の高校生版にあたる『高等ラッパー』のシーズン3に出演し、最終2位を獲得。
翌年5月にシングル「Oh!」でデビューし、『M COUNTDOWN』や『ミュージックバンク』といった人気音楽番組にも出演。
13日、Aquinasは自身のInstagramに「I’m a bisexual.」と書かれた画像を投稿し、バイセクシャルであることをカミングアウトした。
同投稿が注目を集める中、Aquinasは韓国メディアのインタビューに応じ、アイデンティティを公表するまでの経緯を語った。
「(セクシャリティは)人生において誰もが持っているひとつの情報にすぎません。これを隠さないといけないことがもどかしく、苦しかったんです」
「私たちの社会では性的マイノリティがいまだに差別され、批判されています。私が若い年齢でカミングアウトすることで、性的マイノリティの方たちに勇気や温かい励ましを感じてもらえるのではないかと思いました」
その後、15日にInstagramを通し、改めてLGBTQ+コミュニティに向けてのメッセージを送った。
「性的マイノリティであるというだけで家族から見放された方たち、周りの人に傷つけられた方たち、どれほどつらいことだったでしょう。私たちは悪者でもなければ、特別でもありません。みんな同じ人間です」
「私の勇気がLGBTQ+コミュニティの支えになるように、私も一生懸命に生きていきます。私、あなた、私たち。誰しも愛される資格があります」
ファンからは「すごくかっこいい」「あなたがとても誇らしい」といった応援のコメントが殺到し、韓国内だけでなく海外からも大きな反響が寄せられている。