FacebookやInstagramでお友だちのバカンスショットを見て旅情を掻き立てられては、旅行に行けない我が身を嘆いている人は多いのでは? コスモポリタン アメリカ版によると、あなたのそんな心情を理解しようとする小さな街が存在するのだとか。
それはスイスのグラウビュンデン州にあるベルギューンという街で、旅行者に対して、風光明媚な街の写真を撮影してSNSで自慢することを禁止したと<Today>が報じているそう。
しかも、街には写真撮影を禁止する標識まで取り付けられたと言うから、本気度が伝わってくるというもの。その標識には、「この街の美しい風景を写真に撮ってSNSでシェアすることにより、ここに来れない人が不満を感じてしまう可能性があります」という注意書きがなされているとのこと。
では実際、どんだけきれいなの? 結論から言うと、『アルプスの少女ハイジ』や『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台になり得るほどの美しさ!
さらに、可愛い牛もいっぱい!
冬もまた格別に美しい…。
ただ、このような方針が取られているにもかかわらず、実際にこの禁止事項はまったく効果がなく、#bergünというハッシュタグでInstagramにアップされまくっているのが現状。
中には、あえて写真撮影禁止の標識と一緒にセルフィーを撮影し、同街のウェブサイトやSNSアカウントに堂々と投稿している人も。
とは言うものの、実はこの禁止事項は、写真撮影者(旅行者)を誘致するための宣伝活動の一環だという見方もあるそう。実際にベルギューンの市長も、後日公開したビデオの中で、この街を撮りたい旅行者のために格好の解決策を講じたとコメント。
「写真撮影禁止策を解除するか否かが正式に決定するまでの間は、カメラをお持ちのすべての人に特別許可を与えます。それでは、心ゆくまで写真撮影をお楽しみください!」と、市長。
つまり、写真撮影をしているところを現行犯で捕まって罰金を課せられる…というわけではないよう。「来れない人たちが羨ましがらないよう、シェアする前に慎重に考えて」と引き続き促している市長だけど、これだけ美しい街だと、それはちょっと難しい相談かもしれませんね(笑)。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Rubicon Solutions, Inc.