映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で主演のアナ・スティール役に抜擢され、一躍人気女優の仲間入りを果たしたダコタ・ジョンソン(30歳)。雑誌<マリ・クレール アメリカ版>の表紙を飾った彼女が新たに語ったのは、ティーンエイジャーの頃から抱えてきたうつ病と不安障害。

ハリウッドスターのメラニー・グリフィスとドン・ジョンソンの娘という、二世セレブの顔も持つダコタ・ジョンソン。<マリ・クレール>の最新号で彼女は、グラマーでレトロなスタイルの表紙撮影に登場。自信に満ち溢れたルックスを披露している。

instagramView full post on Instagram

インタビューの中でダコタは、15年間のうつ病との闘いについて告白。「常に多くの感情が渦巻いている」と話し、現在もセラピーに通っているという彼女は、年を重ねながらメンタルヘルスとの向き合い方を学んできたんだそう。

「14~15歳の頃かしら…ずいぶん長い間、私はうつ病と闘ってきました。当時、専門家の助けを借りて説明を受けた時に、『確かにこれは私が陥りがちな症状だわ』と納得したのを覚えています」

「感受性が豊かであることは、世界を感じられるということ。そう考えることで、この症状を慈しむことができるようになりました。私には様々なコンプレックスがあるけれど、自分の外に漏れ出てはいないはず。あくまで私自身の問題として捉えたいから」

また、映画『ハイノート』の公開に向けて準備を進めていることについても明かしたダコタ。LAの音楽業界を舞台にしたこの作品で彼女が演じるのは、トレーシー・エリス・ロスが演じるミュージシャンのパーソナル・アシスタント。

「(私が演じる)マギーは、とても感情的でオープンな性格。でも彼女の存在がそんなイメージで吹き飛ばされてしまうことは避けたかったの」
「女性の人生にとっては、困難を乗り越えなきゃいけない場面は多いと思う。マギーは傷つきやすいけど、それが彼女にとって一番大切なものを追い求めることを止めることはないはず」

そしてダコタ自身も役柄同様に、キャリアの中での困難を乗り越える方法を学んできたんだそう。

「長い間、私は映画の撮影中に何も意見を言えなかったんです。一生懸命に取り組んでも、作品として仕上がった時にイメージと違うものになってしまうこともありました。作品に携わっているアーティストの一人として『なにこれ…』と納得いかないこともあったわ」

新型コロナウイルスの影響で自主隔離が続く中、メンタルヘルスとの向き合い方について模索している人は少なくないはず。今回のダコタの告白は、そんな状況へのヒントになるかもしれません。


相談窓口

いのちの電話

Tel. 0570-783-556

Tel. 0120-783-556(フリーダイヤル)

■こころの健康相談統一ダイヤル

Tel. 0570-064-556

生きづらびっと

※SNSやLINEでの相談が可能です