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Shoko Takayasu

17歳までアメリカで暮らしていたメロディーさんに、海外のバレンタインデーの習慣や過ごし方について質問! 子供時代の楽しい思い出、甘ずっぱい初恋、そして今までで最高のバレンタインについて語ってくれました。愛情溢れるメロディーさんらしい、ロマンティックな恋愛観も要チェックです!

【メロディー洋子PROFILE

1988年7月30日生まれ、アメリカカリフォルニア州出身。モデルとして、さまざまな女性ファッション誌、広告、テレビやCM、MV、ファッションショーで活躍中。 青い空と青い海に囲まれて育った天真爛漫でアクティブなCalifornia Girl。現在ARTISTIC & CO.社「THE VEGAS (美顔器)」、festaria(ジュエリー)のイメージモデルを務めている。

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――日本と海外ではバレンタインデーの習慣って違いますか?

バレンタインデーは2月14日で同じだけど、ホワイトデーはないですね。好きな人同士がお互いに愛情を伝えたり、プレゼントをあげたりする感じで、そういう意味ではクリスマスに似ているかも。でも1日だけの記念日なので、日本ではバレンタインデーから1カ月空けてホワイトデーをやるのがちょっとよくわからないです(笑)。外国のバレンタインに合わせて、みんなお互いに1日で終わらせようってことにすれば、ラクなのに!

――日本では女の子が好きな男の子にチョコをあげる日になっていますが

いつから決まったの?(笑)。アメリカではバレンタインデーって、ロマンティックなラブの日なんです。キューピットが矢でラブをひゅっと射って、好きにさせるみたいなね! もともとは聖バレンタインの日だと思うんですけど、そこには歴史があって、ローマ時代にできたと言われているんです。今だと愛情の日だけど、実は愛とは無関係な、宗教的な意図で作られたらしいですね。バレンタインデー=チョコレートの日って軽く思っているけど、クリスマスと同じで、歴史的にはいろいろな説があるみたい。前にもお話したんですけど、私が昔からホリデーがあまり好きじゃないのは、誰かが勝手に決めた日って、どこかで感じていたからかもしれないですね(笑)。

――子供の頃はどんなバレンタインデーを過ごしていたんですか?

子供の頃のほうが楽しかったかもしれないですね。そんな歴史の話も知らないですし。子供にとってのバレンタインデーって、お菓子の交換をするハロウィンみたいな日だったんです。よくスーパーで大きな紙を買ってきて、8等分に切って小さなカードを作りました。キャラクターの絵やクラスメイトの名前を書いて、キャンディをひとつずつセロテープで貼って、みんなが机の上に置いている紙袋に入れるんです。自分も絶対にもらえるから、前日からワクワクしていましたね。好きな人がいる場合はカードとは別に、クマさんのぬいぐるみとか、お花とか、特別なものをつけたり♡ 小学校の頃の楽しい思い出です!

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Shoko Takayasu

――中学生くらいになると子供の頃とは過ごし方が変わりましたか?

そうですね。彼氏がいたときはちょっとしたプレゼントを買ったり、作ったりしていました。初めて好きな男の子と付き合ったのは8年生のときで、日本だと中学2年、3年生くらいかな。初のトゥルーラブで、私が何でもやってあげる、あなたのためなら銃の前にも立つ! みたいな(笑)。まだ恋愛といってもよくわかっていなかったから、本当にワクワクドキドキしすぎて、クレイジーになってしまって! その彼にはフォトブースプリクラみたいなもの)で撮った写真をあげました。フォトブースの写真って、4枚縦に並ぶんですけど、"I Love You"を1語ずつ紙に書いて、1カットめは"I"の紙を持って、次は"Love"の紙、"You"の紙、最後は手でハートを作って。シャッターのタイミングに合わせて1枚ずつ撮らないといけないから、けっこう大変なんですよ(笑)。今考えるとあの頃はピュアなラブで、あまり深く考えすぎずに好きな人への思いを言えたかもしれないですね。ロマンス100%な感じで、自分の気持ちを抑えようなんて思っていなかったから。こんなことするとヘンだと思われるかも! なんてことも気にしなかったので、楽しかったです。

――大人になってから一番のバレンタインの思い出は?

アメリカ人の元カレの話なんですけど(笑)。その彼とは遠距離恋愛だったので当日は会えないと思っていたんです。でも仕事から帰ってきたら、大きなバラの花束がドアの前に置いてあって。その頃はルームメイトがいたから、これ私の?って思いながらお家に入ったら、花びらがちょこちょこおいてあって、一緒に手紙が付いていたんですよ。でも絶対にバレンタインは何事も起こらないと思っていたから、あれ?って、不思議に思いながら花びらを辿っていくとベッドルームに着いて、なんと彼が待っていたの!! まさか来てくれるなんて本当に信じられなくて、Oh my godって感じでした! 彼はすごくロマンティックな人で、ルームメイトと打ち合わせて計画してくれたらしいですけど、そこまでやってくれる人ってなかなかいないですよね。それが今までで一番ラッキーで、大きなバレンタインサプライズだったかもしれない。遠距離だとひとりがすごく辛いときもあるから、その時は超うれしくて、泣いちゃいましたね。本当に好きだったら、自分の思いを無理に抑える必要なんてないのかもしれないですよね。全部伝えたほうが相手にとってもわかりやすいし、たとえ別れたとしても、いい思い出になるから。

――アメリカ人って、そういうロマンティックな人が多いんですか?

ちょっとしたショーみたいに演出するのが好きな人もいますね。豪華にやりたいタイプの人、ゆっくり落ち着いて過ごすのが好きな人、いろんなパターンがあると思うんですけど、たまには映画みたいに"I love you"って叫んでもらいたい!って思うことが女子にはありますよね。アメリカだとバレンタインはお互いにそういうことができる日なんです。普段だと恥ずかしいこともヘンに見られないので、思い切りオーバーに、ちょっとクレイジーになってもいい日だと思います。ロマンティックな演出をするのも、されるのも、日本だと恥ずかしいのかもしれないけど、男の子も本当は、好きな女の子がやってくれたら、うれしいんじゃないかな。こんなことしてみたいって頭の中でずっと思っていることを、全部一度、現実にやってみるといいかもしれないですね!

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Shoko Takayasu

――私もこんな恋愛してみたい! と思う映画って、ありますか?

私、そういう映画を見過ぎちゃったのかな。かなりロマンティックな人なんです! 女の子ってディズニー映画の見過ぎで、寝ている間に誰かが助けに来てくれるみたいなことをいまだに夢見ているところ、ありますよね(笑)。高校生の頃に観た『きみに読む物語』は泣いちゃいました。ロマンティックすぎるー、ヤバいー!って、超泣いていたら、友達が飼っていた犬が私の泣き声に反応して、ワオーンワオーンって遠吠えし始めちゃって。あ、私、泣き過ぎちゃったみたいな(笑)。それはさておき、泣ける映画は好きですね。『君の名は』もすごくよかった! ちょっとスピリチュアルでSFっぽくて、知らない世界にいける感じがいいです。映画って一番、愛情をオーバーに表現できますよね。バズ・ラーマン監督の現代版『ロミオとジュリエット』(1996年公開。レオナルド・ディカプリオ主演)もすごく好き。映像もスタイリッシュでかっこいいし、一緒に死ぬ! みたいな、そこまでの愛、私も一回でいいから感じてみたいです♡

――メロディーさんにとって、恋愛ってどういうものですか?

恋愛って難しいなって思うんです。相手にとっても、自分にとっても。人間だからこそ、そういう複雑な恋愛ができるわけで、それは素晴らしいことなんですけど、楽しいものでもあり、悲しいものでもある、本当によくわからない、不思議なもの。今まで私はハートブレイクもありつつ、いろいろな恋愛をしてきたんですけど、今の彼にはまるで運命みたいな何かを感じたんですね。私はこれを待っていたんだ!って。彼とはずっと友達で、私のことを長い間思っていてくれたのに、それに気がついていなくて、あるとき突然、何かが降りてきたみたいに、この人が好きだってわかったんです。でもその頃は多分、まだ自分に自信がなかったのかも。この人のこと好きになっちゃった、どうしよう、という気持ちと戦って、ようやく彼が好きな自分を受け入れられたかな。彼を好きになったきっかけで、成長しないとダメだって思ったんです。私は自分の意思を貫き通すほうで、付き合うとすごくわがままになっちゃうんですけど、辛い失恋もあったから、またそうならないようにがんばらないと、もっと大人にならなきゃダメだって思ったの。全部を変えるわけではないけど、本当の自分を隠して、いろんな思いをため込んで、それをぶちまけて別れることになるくらいだったら、最初から100%の自分を見せればいいんだって気がついて、今はいい感じです♡

――では最後に、メロディーさん流のバレンタインの楽しみ方を教えてください。

誰かが決めてくれた日じゃなくて、自分が好きな日をバレンタインデーにすればいいのに、どうして1日だけなの?って、いつも思っていたんです。好きな人がいれば、毎日だってラブの日にできるわけで、それは自分の意識次第ですよね。私は毎日バレンタインデーの気持ちでいきたいなって思います! プレゼントだって、何をあげても、誰にもあげてもいいし、ルールなしにしたほうが楽しいと思う。あと、ちょっとセクシーな話ですけど、バレンタインは洋服よりも下着! 下着を選ぶのって、楽しいですよね。雑誌だとデート服の企画がありますけど、日本でモデルになってからデート用の洋服ってものがあることを知って、勉強になったんですよ。だって私、デートのときは下着のことしか考えてないから(笑)。

もともと決められたホリデーがあまり好きではないこともあって、ここ数年はバレンタインデーだからと言って、特に何もしていなかったというメロディーさん。「今の彼はすごく静かな人で、友達だった頃からずっとオーバーなアクションはしてこなかったんですね。だから今回のバレンタインデーは、私のほうから何かをやってみようかなと思っています!」とインタビュー最後に教えてくれました♡

撮影/Shoko Takayasu ヘア&メイク/堀紘輔(プラスナイン) スタイリスト/町野泉美 モデル /メロディー洋子(DIVINE) 取材・文/江口暁子

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