3月の特集テーマは、「女性のエンパワメント」。3月8日の国際女性デーの祝福を皮切りに、ジェンダー平等や女性の権利向上について考えるキッカケとなるような記事のほか、女性たちが人生を主体的に楽しむことを肯定するコンテンツを発信中。

今回は、オピニオンリーダーたちに聞いた「勇気がもらえる!私が虜になったエンパワメント映画」特集をお届け!

記念すべき第二弾は、社会問題に特化したオンラインサロン「Evolve」の代表や、一般社団法人「ATHENA」の代表理事を務める、アクティビスト兼フィットネストレーナーのYuinaさんが勇気をもらったという『モキシー ~私たちのムーブメント~』についてご紹介します。

Yuina

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CEDRIC DIRADOURIAN
イギリスの大学院でジェンダー学を専攻し、アクティビスト兼フィットネストレーナーとして活動。社会問題に特化したオンラインサロン「Evolve」の代表や、一般社団法人「ATHENA」の代表理事を務める。

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『モキシー ~私たちのムーブメント~』

あらすじ

校内で起こっている性差別に違和感を感じつつも、「関わらない方が楽だ」と目を向けてこなかった主人公のヴィヴィアン。

かつて反骨精神旺盛だった母に触発されたうえ、いじめの標的になっても自分を曲げず、声を上げ続ける転校生ルーシーの行動に感化され、女性の権利や性差別について問題提起する冊子(モキシー)を作り、学校でのムーブメントを広げていく。

『モキシー ~私たちのムーブメント~』をチェックする

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
『モキシー ~私たちのムーブメント~』予告編 - Netflix
『モキシー ~私たちのムーブメント~』予告編 - Netflix thumnail
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私がエンパワーされたシーン

「あなたが下を向いていたら、いじめの標的も違う人にきっと変わる。無視した方が楽だよ」と話しかけるヴィヴィアンに対して、次のように言い返したルーシーの言葉が印象的でした。

アドバイスありがとう。でも私は顔を上げて、堂々とい続ける。おとなしくなんてならない
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私が最初に「フェミニズム」に出会ったのも、ヴィヴィアンたちと同じぐらいの年齢でした。たしかに問題を無視する方が楽かもしれない。けれど、全員が目を背けていたら何も変わらないし、無視をすることすらできない程の生きづらさを感じている人もきっといるはず。

誰かがやらなければいけないなら、私がやってみよう」--そう私の背中を押してくれたシーンで、アクティビストとして活動している今も支えになっています。

作品内で印象に残ったセリフや名言

ヴィヴィアンが始めた、匿名で性差別に反発する抗議活動に次々と同級生たちが賛同していくなか、少し消極的な態度を見せる親友のクラウディア。

「差別を無くしたくないの?」と問いかけるヴィヴィアンに対し、クラウディアが発した次の発言には、社会問題に向き合う方法は人それぞれでいいということを考えさせられます。

「騒ぎを立てるのは好きじゃない。私は私なりの形で声を上げる」

「ジェンダー平等」をどう行動に移すかは、団体のメンバーとして活動したり、SNSで発信したりすることだけじゃない。周りの友達に、自分の考えを伝えてみるのも大きな一歩だと思います。

声の上げ方は人それぞれということを忘れず、これからも自分の声に備わるパワーを信じたいです!

『モキシー ~私たちのムーブメント~』をチェックする