日本でもちらほら目にするようになった(?)キム・カーダシアン。実は彼女、「アメリカで一番有名!」といっても過言ではないお騒がせセレブ一家、カーダシアン家の一員。なぜここまでの人気なのか日本人には理解できないけど…その理由をコスモポリタン オーストラリア版が分析。

キムをはじめとする6人姉妹を中心に、セレブライフをとことん追いかけたリアリティ番組『キーピング・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ』は、普段見られないセレブな世界を垣間見れる!と、世界中で大人気

一家そろって有名人、さらにスターと付き合ってるとなれば、ゴシップ好きが目を離せるわけはなく。さらに、彼女たちの彼氏や夫、父親も全員ワケあり。毎度、何かと話題を提供してくれる、ネタの宝庫なのである。

とはいえ、もれなく反対派がでてくるのは人気者の常

当然ながら、カーダシアン一家もアンチだらけ。豪華なゼレブライフを妬まれてなのか、下品なスキャンダルやゴシップネタばかりの一家だからなのか、聞こえて来るのは嫌味な声ばかり。まあ、とてもじゃないけど清潔感があってクールで誰もが憧れるようなセレブ…とは言い難く、叩かれまくりである。なのに、飽きられずに人気…というのが謎。

そもそも、彼女たちは何者なのか? その人気の火付け役となったのが、一家の中で一番有名な次女のキム。現在もカニエ・ウェストの妻として常に話題に事欠かないが、ブレイクのきっかけは元恋人レイ・ジェイ(R&Bシンガー、ブランディの弟)とのセックス・テープ流出事件。それまでもモデルとして活動したりヌードを披露したり、パリス・ヒルトンの親友だとかでパパラッチのネタだったが、セックス・ビデオ流出事件で一気に超有名人に。カーダシアン一家に注目が集まったのも彼女がきっかけで、最近の話題は不妊治療。

父は有名弁護士ロバート・カーダシアン(O.J.シンプソン事件など)、母はクリス・ジェンナー。1989年に離婚しており、クリスは元オリンピック選手ブルース・ジェンナーと再婚。ちなみにブルースは以前から"女装癖がある"などとゴシップの的だったが、トランスジェンダーであることを公表。今やもう女性としての人生を歩んでいる。

長女コートニーは以前、別のリアリティ番組(テラスハウスの過激版、みたいな)にも出演。

元恋人スコット・ディシックは深刻なアルコール問題を抱えており、職業は謎。

妹クロエは飲酒運転で逮捕歴あり。夫でありプロバスケットボール選手のラマー・オドムは薬物問題を抱えている。

弟ロブは元恋人リタ・オラとの破局以降、精神的問題に苦しむ。

…などなど、ざっと説明するだけでもネタてんこ盛り。でもなぜ、嫌われ続けてもなお、トップセレブスターでいられるのか?

まず一家の"顔"キムだが、スキャンダラスすぎるゴシップも人気と金に変えてしまえるタフさ、あけすけさも、言い換えればむしろ"正直で自由奔放で強い女性"なのである。

自分たちのスキャンダラスでセレブな生活、浪費、世間の目にさらされる苦労(?)も、すべて視聴者やファン、ともすればアンチたちのエンターテインメントになるという自覚があるのだ。だからこそ一家の中心としてリアリティ番組を続け、セレブ生活の表も裏も隠さず晒しているのである。

それは番組に出演している家族全員にも言えること。みんなわかっていてやっている(はず)。彼女たちを批判することは、同時に彼女たちを賞賛することになる。批判している人も、もはや彼女たちの支持者なのだ。

そして、ここまで読み進めた方ならきっともうわかるはずだ。そう、一度知ってしまうと、あまりにも気になるのでもっともっと知りたくなってしまうのがカーダシアン一家。掘っても尽きないゴシップの泉なのだ。次に何が起こるのか気になって気になって仕方がない。観る方も素直に楽しんじゃえばいいのだ! むしろかっこいいとさえ思えてしまう。

海外ではどこもかしこも、カーダシアン一家を追いかけているのは、彼女たちが世界最高のエンターテインメントを見せてくれているからなのだ。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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